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定例市会報告

◎代表質問(広瀬議員)

 市長の所信表明に対する各派代表質問が、10月16・17日に行われ、日本共産党議員団からは広瀬ひとみ議員が質問にたちました。

市民の声を聞き、公正・公平な市政運営を

・政治倫理条例を制定し、市長にかけられた疑惑の解明を行え

広瀬議員:3期目の市政運営にあたり、先ず市長には、公職選挙法違反疑惑について答えていただきたい。
 案内文に祝勝会と書かれていても、会場に掲げられた横断幕に「祝勝会」と書かれていても、そこに、「心からありがとう」と書かれていても、あれは祝勝会ではなかったというのが市長の釈明だが、何の証明根拠も示されていない。
 市政への信頼を損なう重大問題だが、市長は自身を処罰する考えも示していない。事態を甘く見ているのではないか。
 横断幕は無償で頂いたようだが、これは市長の職務に係る倫理に関する条例に規定されている倫理行動基準に抵触しないのか。

市長:私が参加した会合は、私の選挙対策本部のスタッフを中心としたグループで行われ、ご指摘の横断幕は、私自身、その存在を知らず、当日会場で初めて見た。報道を受け、確認したところ、会の主催者の一人が準備し、無償で提供を受けたと聞いている。私自身が政治活動として寄附を受けたものではなく、条例に規定している第3条第1項5号の倫理行動基準には抵触しない。

広瀬議員:市民からは横断幕の「心からありがとう」とは誰が誰に言っている言葉なのか?市長から参加者への言葉ではないのか、横断幕の製作者は市長にプレゼントしたのではないか、だとすれば市の業務に関りはないのかなど、自ら積極的に疑惑をはらすべきだ。 現行の条例は自己判断で自分の行動を律するだけのもので役に立たない。条例を改正すべきだ。

市長:本条例は、私が市長としてあるべき姿や市長としての職務を果たすにあたっての規律を定めたものであり、今後も私の責任のもと、適切に条例の運用を行っていく。

・4年間を見通した展望や具体の戦略、手立てを示すべき

広瀬議員:今回の所信表明は、総括も今後の戦略、それを実現する具体的な手立ても示されていない。ないないづくしの所信表明だ。市民の切実な課題である公共交通についてはふれられてもいない。
 市長選挙時の公約はすべて公約事業としてこの4年間で取り組むのか。新たな年間負担額をどう見込んでいるのか。

・高齢者支援は最重点の課題

広瀬議員:4年前は、子育てと教育にあわせて高齢者支援を重点に取組むとされていた。今回は子育てと市駅前再整備を最重点と位置づけている。高齢者支援をなぜ外したのか。

市長:私の選挙時の公約については、その手法等の具体化の検討を行い、現在策定に向けた準備を進めている第5次枚方市総合計画の第3期実行計画においてお示し、この実現に必要な経費は、毎年度の予算で示していく。
 高齢者施策は、団塊の世代が後期高齢者に達する2025年を目前に控えた今、これまでと同様に、重点的に取り組むべき施策と認識している。

広瀬議員:高齢者の皆さんから外出支援について切実な要望が届けられている。市長は「市政に対する様々な声にしっかりと耳を傾ける」と述べたが、懇談を要望しても返事もないと聞く、積極的に応えるべきだ。

・枚方が「副都心」?条例提案前に再説明を

広瀬議員:枚方を大阪、京都の副都心にと語ったが、東京でいえば新宿。枚方が副都心とは全く想像がつかない。市民は、超高層ビルが乱立するような副都心化を望んでいるのか。

市長:本市における副都心とは、大阪と京都の中心都市を都心とした場合に、都心の機能の副次的な役割を果たす都市を表したものだ。
 中心市街地に行政・商業・文化など、様々な機能を集積させて利便性の向上や本市の立地特性を活かした賑わいの創出、さらには、まち全体の活性化につなげたい。

広瀬議員:枚方市駅周辺再整備について、市民の反対の声は広がっており、先日は市役所を囲むヒューマンチェーンも実施された。
 補正予算では、B街区のまちづくりに必要となる信号機の設置を枚方市が肩代わりして約1300万円が計上され可決されたが、大阪府は枚方市のまちづくりに協力するのではなかったのか。大阪府と枚方市の関係はどうなっているのか。
 市役所をD街区に移転すれば大阪府の土地と枚方市のC街区の駅前1等地を等価交換することになる。土地活用の必要がない府は、土地を民間に明け渡し、大きな利益を得るのではないか。現時点で大阪府にどこからどこまでの用地を渡していくのか具体的に示されていない。移転条例を再提案する前にこうしたことも示すべきではないか。

市長:CD街区のまちづくりでは、早期にD街区に新庁舎の位置を確定させた後、土地区画整理事業により、D街区のうち市庁舎を含む合同庁舎に必要な面積分の換地を受ける考えだ。

広瀬議員:府民センター用地は事業を進めるなかで換地の手続きを進めるとのことだ。そうするとどこを大阪府に渡すことになるのか、わからないまま位置条例の提案を受けいれろということになる。こうした進め方は認められない。
 また、今後の長期財政の見通しも新たに4年間の公約事業も組み込んで示し、事業の実現可能性をあらためて説明すべきだ。

・大阪万博に子供と税金使うな

広瀬議員:関西万博への子ども無料招待についてテレビ報道で吉村知事は、1回目は府が、2回目、3回目は市町村が招待するかのような説明をされていた。 遠足では学年ごとに年齢に見合った場所に連れて行ってもらっている。小学校1年生から引率して行けるとは思えない。避難ルートが不十分であることも含め、安全に引率できる場所なのか。行く行かないは最終的に学校の判断となるのか。また、今後、枚方市も「子ども招待」の予算化するのか、想定される予算額も含めて聞く。

市長:府下の子ども達の万博への無料招待について、今後、大阪府と調整を進めるが、子ども達が日常では経験できない未来社会の可能性や情報に触れることで、得難い学びを得られる絶好の機会になる。
 また、2回目以降の子どもの無料招待に関する予算化は、仮に団体割引と同等額で試算すると、本市の小・中・高校に通う4万人強のチケット料金のみで約6千万円となる。

広瀬議員:チケットを売りさばくために子どもと税金を利用しているのではないか。現状では、学校行事として参加させるには、危機管理の点で課題があり、押しつけるな。
 市負担の万博への子ども招待は1回約6千万円とのことで、2回となれば1億2千万円だ。6千万円あれば、講師の処遇改善が十分はかれる。こうした税金の使い方は許されるのか、よく考えよ。

・学校給食の無償化は早期に

広瀬議員:選挙時の公約では小学校給食の無償化とともに中学校給食の全員喫食化と無償化をめざすとされていた。ただちに実現をしていただきたいが、予算と実施時期、国等の補助がなくとも実施する考えか。

市長:小学校は約10億円、中学校では約7億円を見込んでいる。実施時期に関しては、先ずは、小学校給食の無償化について、できるだけ早期の実現に向け、国等の財源の有無に関わらず、取り組みを進めていく考えだ。

・担任の確保ができないようでは「質の高い教育」は出来ない

広瀬議員:質の高い教育をすすめると言うが、このままでは担任の確保も出来なくなる危機的な状況だ。大阪府に対し、抜本的な対応を求めるとともに市として独自の対策を講じよ。

市長:府にはこれまでも講師不足を招くような施策の見直しを要望している。今後は、総合教育会議でも学校教員の働き方改革を取り上げ、市全体で取組を進める。教職員が生き生きと勤務できる環境整備を進め、枚方で教職に就きたいと思っていただけるよう、働き方改革に取り組む。

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