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定例市会報告

緊急議会

◎ 大阪北部地震についての緊急議会

 7月18日、緊急議会が開催され、市から被害状況と避難状況、と市の対応状況、り災証明書の交付状況などについての報告と、被災者への支援策についてすでに実施しているものと検討中の支援策について報告がありました。
 検討中の被災建物修繕補助金の予算5000万円、ブロック塀等対策補助金の補助金7100万円、みなし仮説住宅の予算254万4千円について、その補正予算が可決され実施が決定されました。
 広報8月1日号で詳しくは募集要項が掲載され、8月1日から受付が始まることになります。
 地震関連で9839万9000円の補正予算が提案され、可決となりました。
共産党議員団は、さらなる充実を求めて意見をのべたうえで賛成しました。

《討論 要旨》

 今回の補正予算は震災に強いまちづくりと被災者支援のための予算。
 大阪北部地震が原因と認められる損壊建物について、一部損壊も対象に含め補助することが盛り込まれ、助成する予定としている。党議員団としても一部損壊も含めた支援の実施を要望してきたところであり、取り組みは評価する。しかしながら、不十分な点もある。
1、30万円以下であっても支援すべきこと。
2、全壊、半壊世帯への支援はより充実すること。被災者生活再建支援法の不足を自治体で補う取組と考えれば、支援策としては桁が違う。居住不能となっている半壊、全壊世帯に対しては特別の支援を検討すること。
 災害による住宅補修とともに住宅の耐震化を進めるために手続きを簡素化し、建築年度に限らず、住宅の耐震化が進むようにすることで、住宅改修の補助額を拡充することができるのではないか。現に京都府で取組が始まっている。こうした国の支援策を活用できるスキームを大阪府でも実施できるよう働きかけていただきたい。
 次にブロック塀の改修助成については、撤去とともに新たなフェンス等の設置にも支援を盛り込み、改修を促すとのことだが、通学路上にある危険なブロック塀をこれで一気に改修できるのか。一定の資力がなければ協力したいと思っていただいていても出来ない。この点では、寝屋川市のように通学路上の危険ブロック塀は100%撤去費用を補助することにより、速やかに撤去できるようにすべきだ。現在、掌握されている危険なブロック塀の数は41カ所という事だった。そのうち通学路にあるものは限定されており、今回の補正予算の範囲で充分に対応は可能である。
 また、すべてのブロック塀への助成を行うとのことだが、ブロック塀そのものが全てダメだとの印象を与えかねないとの懸念の声もある。頑強に作られているブロック塀の撤去まで支援するよりも、通学路への加算措置やブロック塀等とすることでより危険を除去できる仕組みとしていただきたい。
 予算そのものには反対をしないが、今述べたように、決して十分と言える対応ではない。さらなる支援の充実を早急にはかられるようにと要望して討論とする。

〇 各議員が行った質疑(要旨)

のぐち議員…建物修繕補助の充実と耐震補修制度併用を求める

 被災建物修繕補助金が30万円以上の修繕としていることについて、30万円以下についても必要ではないかと問い、「補助金の目的は、二次被害の防止、建物の安全性の確保、市民の身体の安全の確保であり、早期修繕を促進するために一定規模以上の修繕に絞ったもので、各地の被災者補助制度を参考に設定」との答弁でした。
 次に、建物修繕と耐震補助制度合わせて活用できないのかと問いましたが、答弁は、今回の補助は二次被害防止と建物の早期の安全性の確保が目的であり、耐震診断、耐震補修とは目的が異なるとの答え。
 これに対し、損壊した建物をただ修繕するだけでなく、耐震を強化してこそ二次被害の防止につながるものであり、合わせて活用することを市として促進するように制度を簡素化、改善すべきと要望。
 また、御殿山小倉線の土砂崩れについて、予備費で緊急な工事が始まっているが、早急に住民に説明するよう求めました。

つつみ議員…教育現場に負担がかからない避難所運営を求める

 避難所運営にかかわった職員の残業代の補正額、また、第1次避難所の学校では、施設管理者である教頭や校長など教職員についてはどうなのかを問いました。
 開設された避難所の管理運営は住民が避難してきたのち、結局は教職員が避難所運営の中心となり、1週間学校に泊まり込んだといった例も少なくない。避難所運営が長期にわたる場合など、教職員がいなくても運営ができるようにするべきと要請。

松岡議員…水道施設の耐震化の促進を求める

 地震で被害を受けた配水池修繕のための補正が計上されているが、配水池の修繕には、どの程度の期間が必要なのか、耐震性が確保されていたのかと質問。
 修繕に必要な期間は、大池配水場では1号池のオーバーフロー管が破損したため概ね2ヶ月、妙見山配水池では4号池の流入弁からの漏水が発生したため概ね1ヶ月の修繕期間が必要になる。耐震性は大池配水場の2池のうち1池、妙見山配水池の4池全てで耐震性能を有していない施設であるとの答えです。
 災害時の水の大切さを強調。一日でも早く、施設の耐震化を進めるよう要望。

広瀬議員…通学路の危険なブロック塀早急に除去できるよう支援を求める

 @現在、市民からの要望等により現地確認を行ったブロック塀は何か所あり、それらのうちA危険なブロック塀は何か所あるのか。また、B通学路に面した危険なブロック塀は何か所あり、ブロック塀だけではなく、C危険物を避けるために通学路を変更されている学校は何校で何か所あるのかD野小屋の倒壊や瓦の落下など危険を及ぼす可能性のある場所を掌握されているのか質問。
 答弁は@ブロック塀は172箇所。A危険なブロック塀は現在44箇所を確認。
B調査した81箇所のうち、67件が不適合。
C市立小学校で8校9箇所の通学路を変更。D野小屋等で危険な箇所把握に努めると答弁。
 寝屋川市では通学路に関して補助を100%することにより、迅速に危険の除去を進めている。本市でも同様の取組が、通学路では求められるのではないかと指摘。
 しかし答弁は、「本市の場合は高さ60pを超える市域全てのブロック塀等の除却を対象としているため多くのブロック塀が対象となる。」など、通学路への重点支援より適法なものも含め広範囲に支援していくというものでした。
 これに対し、認識の甘さで子どもの命が奪われるこうしたことを繰り返してはいけないと、通学路にあるブッロク塀の除去については二分の一補助でなく100%とするよう求めました。

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