枚方市議会は、２月２６日〜２８日の日程で開催されています。
　初日２６日には、伏見市長が来年度ののぞむ市政運営方針をのべ、それに対する各会派の代表質問は３月５日からはじまり、共産党議員団からはつつみ議員が質問を行います。つづく平成30年度当初予算案の審議は、予算特別委員会で15日から５日の日程で行われます。議員団からは、のぐち・広瀬議員が質疑を行います。

　〇各委員協議会の報告（議会に先立ち開かれた各委員協議会２月１３日〜１６日での主な内容）

● 総務委員協議会

　ひらかたポイント事業の実施、市駅周辺再整備及び新庁舎整備、長期財政の見通し、など24件が報告されました。

　４月から施行の「債権回収条例」にともない、府の地方税徴収機構への参加と市職員として弁護士を雇用することについて、市税と国保保険料の滞納者を同列に取り扱うことへの違和感や回収のための弁護士雇用は、相談者に威圧感を与える点を指摘し疑問があることを表明。

● 文教委員協議会

　学校給食の今後、香里ケ丘図書館の建て替え、児童の放課後対策など９件の報告がありました。

　小学校の給食調理場の整備にともない、業務を順次民間へ委託するという内容。

　市教委は、調理技術のやノウハウの継承、調理場全体のバックアップ、災害時の被災者支援などの観点から直営の確保が必要としてきましたが、今回大きな方針転換を行うことに。最終民間委託率８８．９％となることに強く反対。

　来年度４校を選定して行う「放課後子ども教室モデル事業」は、直営ではなく委託運営となります。この点では不安が残ること、また現在行っている留守家庭児童会・放課後自習教室などと、どのようにすみわけするのか、学校との関係はどうなのか、はっきりさせるべきではないかと意見をのべました。

● 厚生委員協議会

　国民健康保険制度及び保険料、走谷保育所民営化の移管法人について、待機児童対策など１９件が報告されました。

　来年度から始まる国保の広域化。保険料が示されましたが、初年度は約９億円の府からの激変緩和支援で約７割の方の保険料が現行より低い設定となりました。残り３割は低所得層で引き上げとなります。保険料はすべて引き下げ可能と主張。

　児童扶養減免は継続するものの段階的に縮小とする方針に対しては、世帯人数が増えれば保険料が高くなるしくみは子育て世帯の負担感が大きい、縮小でなく継続して充実をと強く求めました。

● 建設環境委員協議会

　淀川衛生事業所用地の有効活用、光善寺駅西地区市街地再開発、香里ケ丘中央公園整備、（仮称）総合文化芸術センター整備など19件の報告。

　芸術センターの事業費が当初予定から大幅増額の１４３億円となることに関わって、整備費をもっと精査する努力と工夫がなされていないのではないか、補助金などの手続きでタイムリミットだから認めてほしいという市の態度は理解できない、と指摘。

　香里ケ丘中央公園の実施設計では、図書館と公園を一体利用する計画であるなら、運営は直営にするべきと主張。

　淀川衛生工場の緩衝緑地帯が役割を終えたので売却するという方針に対して、地元や近隣住民の理解を得てきたのかと問い、有効利用についての庁内会議での意思形成過程がわかる資料を求めたが応じてもらえなかったことを批判。

　保育所待機児童が多い地域であり、売却ではなく市の抱える課題解決のために活用すべきと主張。

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