◎各議員の一般質問

○松岡議員

　ＬＧＢＴ相談窓口がわかりにくいと指摘。人権相談の一環でなく専用相談窓口の設置を求めました。
　また、ますます深刻化している保育所の待機児童問題では、�@小規模保育所を卒園した３歳児の受け皿�A保育士の処遇改善�B公立民営化　をそれぞれ質問。特に民営化では「本気で待機児童解消をはかるなら、民営化はやめよ」とせまりました。

○つつみ議員

　建て替えの計画が進行している香里ケ丘図書館にふれ、管理運営を指定管理者にまかせるという市の方針を批判。地域の図書館として市民のニーズに応えるには直営を堅持するべきと主張しました。
　中学校で自衛隊員による職業講話が行われた問題を取り上げ、市長・教育長の姿勢を問いました。自衛隊も職業のひとつという捉え方や話を聞くのは社会を知る機会とする市の考え方を追及。絶対に許されないことと指摘しました。

○広瀬議員

・高齢者の交通運賃助成の継続、コミュニティーバス等の運行を

　「市はこれまで実施してきた高齢者への運賃助成を２年後には廃止し、身近な居場所作りに置き変えようとしているが、介護予防の拠点づくりは代替案とはいえず、これでは単なるサービスの切り捨てではないか」と指摘。
　大阪府下の各市では、コミュニティーバス・巡回バスは府下で24市が実施、中核市の７割が交通運賃助成も行っていることを明らかにし、高齢者の交通支援の観点で検討せよ、とせまりました。

・市庁舎でアスベスト発見…学校などの再調査を

　公共施設のアスベスト使用調査が実施されてきたにもかかわらず、本年11月に「市役所別館４階、５階のエレベーターホールでアスベスト含有吹付け材が使用されていたと判明した問題を取り上げました。
　エレベーターホールは多くの市民が利用される場所であり、とりわけ、５階には子育て支援室があることから適切な対応を求めました。
　また、今になって発見されたことについて厳しく批判しました。
　枚方市は民間建築物のアスベスト対策について指導を行う立場であり、特に学校などの公共施設は全国的にも見落としがあることから、しっかり再検証し適切に対処すべきと求めました。

○のぐち議員

・学校なくす答申は撤回し子ども・親・地域で計画を

　市が進めようとしている小中一貫校について、「現場の中学校では担任や生活指導の教員がいなくなる、チャレンジテストがあるのになぜ、小学校へ派遣するのかという保護者の声も寄せられている。学校現場の教師の多忙化と負担、混乱を起こしている小中一貫教育は見直し、山田・山田東・交北小学校と山田中学校の小中一貫施設一体型の設置はやめよ」と主張。
　さらに「統廃合の説明会では保護者・地域のみなさんからデメリットがないという意見が多く出されている。小規模校の在り方にこれだけ答申と実態が異なるのだから、もう一度、審議やり直しを」と追及しました。
　また、答申では「早期」としていた表現がなくなり、５年後に答申をもとに改めて示すということでは何も答申内容と変わらないことになる。学校を廃止することが書いてある答申は凍結、削除すべきだとせまりました。
　市長に対し「今すべきことは統廃合ではなく、まず少人数学級編成拡充の公約実行だ。山田小学校の存続を望む会の皆さんから山田小学校の存続を願う要望書が８４５９筆の署名を添えて提出されたが、受け取ってどのように思っているのか」と質しました。
　市長は「学校存続に対する地域の熱意は、真摯に受け止めている」としながら、学校統廃合は進めると答弁しました。

・市駅周辺の集会室整備せよ

　「メセナひらかた会館の行政による先押さえの状況について、総区分数75区分のうち、大会議室が33％、多目的ホールが32％という状況だ。 市民会館についても10月は先抑え件数が１２５件、31％と高い時がある。市民が会場を確保できない状況結果として市民主催の文化・市民活動を阻害してしまっている事態にある」と市としての考え方を正し、改善を求めました。

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