各組合議会が開催されましたので、それぞれ報告をします。

◎枚方田辺環境施設組合議会

・新清掃工場　長期運営委託でいいのか

　11月14日、枚方京田辺環境施設組合の定例会が開かれ、広瀬議員が一般質問をおこないました。

　清掃工場の整備については、施設の建設と運営の委託を一体で長期に行っていく公設民営手法（ＤＢＯ方式）での優位性が確認できたためその方向で事業を進めるようにと両市の市長から組合に「引き継ぎ」が行われています。これを受け、組合では長期運営委託方式で事業を進めようとしているところですが、組合議会での議論はこれが初めてとなります。

　広瀬議員は「調査報告の概要版では、20年の長期委託を実施した場合と直営での実施を比較して優位性があるとの判断を下しているが、実際に10年とするのか、15年、20年とするのかはどこで決めるのか。施設を30年以上活用することを考えれば、20年の長期委託では組合側が不利になるのではないか、デメリットはないのか」等の質問を行いました。

　担当は「期間や発注方法は専門家も含む委員会で決めていく、先進事例ではデメリットは見当たらない」と答えました。

　広瀬議員は、あまりに長期で先行きが見えないこと、モニタリング能力や、発注能力の低下が懸念されるのではないかと意見を述べました。

◎枚方寝屋川消防組合議会

・さらなる広域化でなく、単独消防めざせ

　11月４日消防組合全員協議会が開催され、交野市を含めた消防の広域化についての研究会の途中経過報告が行われ、松岡議員が質疑を行いました。

　国は消防の広域化をすすめており、管轄人口を30万人規模にするようにと示しています。枚方寝屋川の規模は60万人です。これに交野市をくわえると70万人もの規模となります。

　枚方寝屋川消防組合は、いまでも充分に広域な管轄状況です。これ以上の広域化の必要性は疑問です。

　松岡議員は「メリットとして、経費削減が挙げられているが、削減できる経費は設備費なのか、人件費なのか？」と質問。担当課長は「人件費」と答えます。

　広域化によって、管轄人口・面積が広がるものの、職員数は削減になるということです。　今後、さらに研究を継続した後、検討会・議会報告と進めていくということですが、議員団では、かねてより単独消防を求めてきました。

　大規模災害となれば、結局はマンパワーが必要不可欠となり、責任を果たすうえでもしっかりとした備えが求められます。

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