○のぐち議員の一般質問（主な項目　要旨）

・学校規模適正化問題…これだけ反対しても統合をすすめるのかと追及

　中宮北、高陵、明倫、山田、山田東の各小学校、山田中学校、交北小学校の説明会に出席し、統合反対の声が多く出されたことを取り上げ、教育委員会の姿勢をただしました。そのうえで「審議会は小規模校に活気がないなど実態と異なる情報をもとに審議した。もう一度やり直すべき」と追及。
　一方で、審議会の議事録がいまだに公開されていない点を厳しくただしました。この中で教育委員会は、学校統合は、今後高陵小と中北小に特化すること、他の学校についてはこれからの児童生徒数の推移をみきわめながら５年程度をめどに改めて示すことを明らかにしました。

・総合文化施設建設は市民とともにすすめよ

　総合文化施設小ホールが、整備費高騰に伴う見直しで席数が４００席から３００席に縮減される一方でメセナひらかた会館の３８０人収容の多目的ホールも撤去することから市民アンケートでは、小ホールは４００席にという声が多くだされている点を取り上げ、舞台関係者などの専門家をはじめ文化団体や市民も入った建設準備委員会を設けて、ワークショップをしながら建設を進めることを求めました。
　現枚方市民会館大ホールを文化国際事業団が、市民参加型の枚方市ならではの事業や質の高い文化事業を提供するなど努力をしていることを述べ、ハード面だけでなく、ソフト面も総合文化施設完成に向けた準備を進めて、まち全体で盛り上げていく必要があると指摘。

・市駅周辺整備の全体像を市民に示せ…図書館を含めた公施設の配置を

　市役所新庁舎の整備は今年度中に方向性を示すとされる点を取り上げ、教育委員会を含め庁舎機能を全て集約するのかと問いました。
　部長からは「市民の利便性や業務効率の向上などの観点から、分散している庁舎機能の集約を検討している」と答弁が。
　また「もともと庁舎近くにあった枚方図書館の廃止に反対してきたが、そのたびにサテライトがあると答弁されてきた。しかし、関西医大前のサテライト図書館については、このまま存続は難しいと聞いている。高齢化に伴い、中央図書館は遠いという声が大きくなる一方だ。やはり、枚方市駅周辺に基幹図書館を設置していくべきだ。この枚方市駅周辺再整備において、公共・公益施設の配置をどのように考えているのか」と市の考えを質しました。
　エリア内の各街区の事業化を図る中で、関係部署と協議していくとの答弁でしたが、市民に全体事業費や予算規模、費用対効果等を明確に示すこと、また、新たな賑わいの施設となる基幹図書館を含めた公共・公益施設の配置を検討することを求めました。

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