○広瀬議員の一般質問（主な項目　要旨）

・病院や庁舎の駐車場…患者・利用者は無料とするべき

　８月から実施されている市立ひらかた病院駐車場の有料化と１月実施予定の来庁者駐車場について質問。
　病院駐車場は多くの苦情が寄せられるなか１日の上限（６００円）が設定されたものの、入院手術の付添家族は無料なのに、日帰り手術の付添が有料だったり、乳幼児の付添で病院に宿泊する家族に２日分の料金が求められるなど患者や家族に重い負担となっていることを指摘し、患者本人や付添家族は無料とするよう要求。
　病院事務局長が事業者と協議すると述べたことに対し、あくまで病院側から運営事業者のお願いであり自主的に判断できないことは問題だと見直しを求めました。

・わざと高い設定に…庁舎駐車場３時間で900円

　庁舎の駐車場は、役所への用務の方は１時間無料、時間を要した方はプラス30分無料とし、その後は10分１００円の料金加算です。
　枚方市の利用者の97％が３時間までの利用であることを述べ、府下の自治体では３時間の庁用利用料金をいくらに設定しているのかと質問。
　総務部長の答弁で、政令市を除く31市のうち11市が有料化を実施、３時間までの利用で有料となるのは４市のみで、６００円が１市、５００円が２市、４００円が１市となるなか枚方市が９００円となること、長時間利用を抑制するために近隣の駐車場代金より高い設定としたことが判明。
　「市役所の都合で長引いた場合、早く終えられた方は無料で長くかかった方が有料となることや、（市は）公共交通を利用を求めているが利用できない人への配慮に欠けている」と指摘、「一度条件設定をしたら病院駐車場のように市の一存では変えられない状況になる。開庁時は用務の方のみの利用に限定し無料とするよう再検討を」と求めました。

・大規模・過密の津田南小　対策講じてもなお不足

　津田南小の校舎不足に対し、少人数学級２室、コンピュータールーム１室をリースで設置する対応策が示されたことに関わって「学校規模適正化では少人数授業などのために多目的な教室を３室程度確保するよう努めるとされているが、不足している学校は何校あるのか。津田南は何室確保できるのか」と質問。
　管理部長の答弁から４校が不足しており、津田南は２室の確保にとどまることがわかりました。
　「教室不足は明らかであり、さらなる確保を」と要求。

・高齢者バスカードの廃止…公共交通への運賃助成は必要

　高齢者への交通費助成をＩＣカード（市民税非課税世帯の70歳以上、４千円）で実施することが28年度の事業計画（案）に示されていたのに、採択されなかった理由を問い、「利用者の特定が困難であることや、物品購入など、にも使えるなどの課題がある」との答弁。
　高齢者のバスカード等購入助成は枚方でもシルバーパスを、公共交通の運賃助成をと求められ、市民の皆さんや事業者さんと知恵を出し合い実現してきた事業であり、もともと高齢者の交通権保障と元気づくりのために進められてきたもので、高齢者の居場所づくりに置き換えられるものではない。ＩＣカードは他市では活用もされており運賃助成を継続できる手法の検討をと求めました。

あなたのご意見、ご感想をお聞かせ下さい。>>