◎６月議会報告（６月13日〜27日）　各議員の一般質問

○のぐち議員

　メセナひらかた・市民会館廃止問題、職員労働組合に対する市の指示問題、学校規模適正化問題などをとりあげました。
　市民会館は市民の寄付で建設された市民の財産であり市が勝手に廃止すべきでない。またメセナひらかたは男女共同参画事業や勤労者福祉向上の観点で重要、指定管理をやめて直営とし総合文化施設と連携して運営を、と主張。
　職員組合の事務所問題では、市長名で「戦争法廃止・TPP阻止・安倍政権打倒」などの活動は使用目的に含まれないのでやめるよう指示された点を取り上げ「組合事務所の場所提供は官民問わず雇用主の義務。組合が事務所で行う活動に制限を設けるのは明らかに市長の裁量を超えた労働組合への不当介入であり、憲法28条で保障された団結権の侵害である」と追及。市民からの誤解・疑念抱かれる活動は行うべきでないという市長答弁に対し、市民・労働者が憲法で保障されている権利を「誤解招くから制限する」というのは、権力の乱用だとして指示の撤回を強く求めました。
　学校関係者や地域コミュニティに大きな不安をもたらしている、学校統廃合については、上からの押しつけでなく保護者・地域の声を聞くべきだと主張しました。

○松岡議員

　ひとり親家庭への支援、福祉避難所の増設、新名神建設に伴う公園設置問題などをとりあげました。
　新名神建設で市が住民に約束していた公園建設計画が見直しとなる件では、もともと市からの提案であったことを指摘。環境対策を講じるといいながら未だに具体化されていない点を追及しました。
　また楠葉花園町の旧国家公務員宿舎を市民が活用できる福祉などの施設として取得することを求めました。

○つつみ議員

　来年度から大きく変わる介護保険事業、子どもの貧困対策などを取り上げました。
　要支援１・２の人が来年以降も現行のサービスが受けられるのかとただし、生活支援員の確保や地域での受け皿など体制が整わないまま事業を推し進めるべきではないと主張しました。子どもたちの生活状況把握は緊急に求められている課題であり支援団体・NPOなどと意見交換をしながら総合的に考える場の設定や必要な施策を講じるよう求めました。
　また、美術館建設がなくなった香里が丘中央公園のフェンス撤去を求めました。

○広瀬議員

　「オープン枚方」、保育の規制緩和問題、ひきこもり若者支援など質問しました。
　オープン枚方を標榜しているにも関わらず不十分だと指摘、予算編成過程などについても市民意見を聞くなどルール化を、と求めました。
　また、国が保育の最低基準の引き下げを求めている問題で大阪府が特区申請をしているが、最低基準を守り引き上げるのが基本であり、枚方市が同調して現行基準をさげてはならないと主張しました。
　長寿命化工事を予定している学校施設整備に対して、学習環境や安全面など含め職員や生徒、地域の意見も踏まえニーズに応えるよう求めました。また、国がすすめる保育の規制緩和策に大阪府が特区申請している件で「最低基準は守り、逆に引き上げる努力をするのが基本」と市の姿勢をただしました。

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