◎６月議会報告（６月13日〜27日）　議案審議

・鏡伝池緑地（市民の森）への指定管理者導入に反対

市民の森（楠葉丘２丁目）に、指定管理者制度の導入を行うための条例改正案が提案されました。
　提案理由を「都市緑化植物園として、緑化意識の高揚や植栽知識の普及などを目的にしているが直営では実施できてない、緑の相談所などを指定管理者により実施したい」としています。
　しかし、市は市民の森が都市緑化植物園とどこにも示していません。条例案では「指定管理者は市民の森の設置目的を達成すること」と明記されているのに、その設置目的すらどこにも示されていないのです。
　質疑の中で問題点を明らかにするとともに「都市緑化植物園として条例設置し、目的表記をすることから行うべき。手続き上、不十分」と主張しました。
　貯留池である鏡伝池の管理は別になることでは、直営であれば一体的に管理する公園と貯留池が「管理責任者が異なることは安全上不安」と指摘し、指定管理者制度導入のための条例案には、反対しました。

・香里留守家庭児童会室建て替え…一般会計補正予算

　香里留守家庭児童会室は、平成26土砂災害特別警戒区域に指定されており、議員団からも早期の建て替えを求めてきましたが、補正予算で事業費が計上されました。建設場所が、児童会室の子どもたちの遊び場になっていることから、建設後の子どもたちのための充分な遊びの場を確保すること、施設の整備や人員の確保も要望し、議案には賛成しました。

・マイナンバー通知カードの再発行手数料の徴収に反対

　マインバーの通知カード及び個人番号カードを再交付する際の手数料の取扱いについて国の見解が出されたことから、市の手数料条例を改正する提案が行われました。
　カードの紛失・盗難等により個人番号が不正に用いられる恐れがあると認められ、個人番号を変更する場合は、再交付手数料を「通知カード５００円、個人番号カード８００円と定めるものです。
　質疑の中で、再交付の状況や番号変更が必要となる状況も明らかになりました。（５月末現在）紛失が68件、ＤＶや離婚に伴うものが18件、その他盗難など26件。
　今回の改正では、ＤＶや離婚に伴うもの、生活保護を受給されている方は引き続き、無料又は減免となりますが、認知症の方が通知カードを紛失された場合など、やむを得ない場合でも有料となります。
　そうした方々にまで負担を求めるのはどうなのか。やむをえない事情で新たな番号にするために通知カードが必要ならば、こうした番号を割り振った国の責任で本来は対応すべきで、個人に負担を求めることには反対との態度をとりました。

・空調設備整備追加するPFI事業変更契約に反対

　枚方市では幼稚園、小中学校、留守家庭児童会室２０７６室に空調設備をＰＦＩ方式で整備してきました。今回は新たに幼稚園や留守家庭児童会室など37室に整備するという追加契約です。
　「ＰＦＩ事業が平成33年に終了することから、ＰＦＩ方式でなく直営で設置すべきこと。ＰＦＩ事業終了後２１１３室に設置された空調設備をどのように維持管理するか方針が決まっていないのに新たに事業拡大すべきでない。早急に市が責任をもって維持管理できる職員体制などを整備すべき」と指摘し変更契約に反対しました。

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