2003 年 6月議会
6月議会にかけられた議案と党議員団の態度
不透明な土地の購入、市のメリットはあるのか
西村たけし議員
6月16日、市議会本会議で「一般会計繰越明許費の繰越計算書について」の報告を受け、西村たけし議員が大阪府議が関わる不透明な土地購入ではないのかと質問を行ないました。
繰越明許費とは、前年度の予算が、何らかの理由により年度内に執行できず翌年にまたがるものです。西村議員が問題を指摘したのは、土地購入経費の500万円。「境界確定に期間を要したため」との理由で、平成15年度に繰り越され、5月に完了した事業です。
3月28日に西村議員が、「この土地は、政治家がらみであるから買うべきではない」と指摘し、市長が「見合わせる」と、年度内の購入を見送ったものです。こうした経過から、西村議員は、市が買う必要のない土地を、なぜ購入したのかと、市の見解を尋ねました。
これに対し、財務部長は「この土地は、市の土地を売却することにより袋地となるため、通行権を保障するために、市の財産を処分しなければならず総合的に判断した」と説明しました。
西村議員はこの土地が現職府議の息子の会社が所有する土地であることから、政治家の圧力があったのではないか、目的もない土地をこのように購入したら、同じようなケースの土地を買わなければならない。繰越した理由も、境界確定に要したためと書かれているが、私の指摘を受け、市長が購入延期を求めたもので、理由もでたらめだと指摘し、このままでは納得できないと、地方自治法にもとづく100条調査特別委員会の設置を議長に要望しました。
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