定例市会報告

2002 年 9 月

一般質問
「福祉のまち枚方」を復活させ、市民生活を守る自治体らしい自治体にもどせ！

西村たけし市議一般質問

　９月20日、日本共産党の西村たけし市議が９月枚方市議会の一般質問に立ち、住民基本台帳ネット、行政改革・市町村合併・枚方西高校廃校・マンション・不正常な職員採用・第二名神自動車道などの問題、親しめる淀川などについて26項目の質問を行ないました。質疑の一部を紹介します。

文化振興事業団で不正常な職員採用

　西村市議は９月の初日に、文化振興事業団の不正常職員採用問題を質問し、市長は調査を約束しました。
　結局報告等からわかったことは、元公明党市議の理事長が、民音（創始者は創価学会の池田大作氏）の代表者に推進依頼し、結果的には、寝屋川の公明党市議の夫である人を公募もせず、試験もせず、満足な履歴書も求めず、面接の日に採用を内定、その結果を人事課に知らせず、このような職員採用は外郭団体では、ただひとつ文化振興事業団だけであることが明らかになりました。
　萩原助役の答弁は「厳しく注意・指導した」とのことでしたが、西村市議は「市民は納得しない」とし、改めて報告するよう求め、中司市長はその方向で、まとめる旨の答弁をしました。

学校等にクーラーの設置を

　西村市議は「文部科学省は、学校のクーラー設置10年間で行う公表した。市では、エアコン設置に全小学校で約32億、中学校で、約13億６千万円の費用が必要だ。教育委員会は10年で実施せよ」と迫りました。
　南部教育委員会管理部長は「10カ年での整備は困難、国に補助の率を上積みするよう要望する」と答弁しました。

都市の住居であるマンションの実態調査を

　西村市議は「マンションは、かつての一時的な住みかから都市部の主要な居住形態として定着してきていると指摘し、分譲マンションの状態や住民が何を望んでいるか調査を求めました。
　またマンション相談室・相談員の設置や、共用部分などに対する費用負担と融資制度の創設を求めました。
　内山都市整備部長は、「何らかの実態調査を考えている。融資制度などは研究する」と答弁しました。

市内に気温観測所設置を！

　今年７月、枚方の気温が38.2度で全国一暑い町になった。府内に気象庁の気温観測所が７箇所あり、北河内では桜ヶ丘北小学校にある。
　枚方市は年変化を見るため、独自に市内数カ所に観測体制を持つことを求めました。また、「市内の各観測所での観測機器が更新期限がすぎているので更新を」と迫りました。
　明智環境対策部長は、「枚方市は内陸部にあたり気温が高い状況になった。今後気温を把握する観測体制の整備にうとめる。更新時期が来た観測機器はできる限り更新していく」と答弁しました。

枚方西高校存続の要望を市長は府教委に

　西村市議は『府教委は2004年に枚方西高校と磯島高校の統廃合を発表した。第４学区だけでこの５年間に３校もへらすというのは異常だ。市長は府教委に統廃合計画を撤回するよう求め、母校の存続をと訴える高校生たちへの返事を聞きたい」と質問しました。
　中司市長は、府の教育改革のひとつで特色ある学校づくりの一貫という考えを示し、母校の存続を求める高校生の願いに反する答弁をしました。

西村市議のその他質問

・市民負担の行革
・枚方の福祉の復活を
・地下水問題（温泉）
・第二名神は中止を
・淀川を親しめる川に
・くずは駅周辺整備
・浸水問題など

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