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さまざまな課題を抱えつつ…
中央図書館と「輝きプラザきらら」がオープン
関西外大跡地を利用してすすめられている安心と輝きの社整備のうち、市立中央図書館と人材育成複合拠点施設「輝きプラザきらら」(車塚2丁目)のオープン式典が4月17日に行われました。
中央図書館は、外大の学校図書館を市が譲り受けてリニューアルしたものです。
開架で並べられている書籍は13万冊で、5階建ての建物の2階をこどものフロアとし、幼児連れの親子の利用ができるようになっています。
「輝きプラザきらら」は外大の旧本部棟を購入したもので、5月から市の教育委員会事務局が入る予定です。
そのほかに、生涯学習プラザ、地域防災センター、インキュベーションルーム(起業をめざす若い人たちが仕事をする部屋)等があります。
オープンに際して共産党議員団は、市民が充分利用できるように、バスの増発など「あし」の確保をきちんとするように求めてきましたが、現段階で解決していません。
貸室も多いことから、今後、稼働率をどのように高めていくのかが大きな課題となります。
いつのまにか枚方分室が市民会館サービスコーナーに
中央図書館が開館した一方で、地域の枚方、山田図書館は閉まったままです。
昨年の11月29日で閉館した枚方図書館は、当初今年5月の連休明けから中旬に枚方分室としてオープンし、広さは150u程度、蔵書数は一般書と児童書合せて約2万冊、開室日は平日3日の9時30分〜19時、土・日曜日は9時30分〜17時までと市民や議会に対して説明していました。
ところが、実際は旧枚方図書館に書籍を置かず、一部分を「中央図書館市民会館サービスコーナー」として、4月23日(土)から毎週火曜日〜日曜日(祝日・第4木を除く)の10時〜17時まで新聞・雑誌の閲覧、予約・予約本の受け渡し・対面朗読に限定したサービスを実施するという案内が突然、議員に届きました。
これは3月議会で市長が「枚方市駅周辺の分室は、関西医大枚方病院に隣接して整備が進められている情報交流施設内での運営を検討します」と発表したことを受けたものです。
来年1月まで市駅周辺に図書館分室がないという大きなサービス変更について市民や議会に全く説明がなく一方的に実施するのは大きな問題です。
山田分室の早期オープンを
4月12日、山田図書館が閉館したため活動が休止状態になっている子育てサークルと広瀬・野口議員が、早急に利用できるように図書館に申し入れに行きました。
館長は「山田図書館は分室としては玄関を入って右側の開架スペースと2階の集会室だけになり、後の活用は決まっていない。6月初旬に分室としてオープンします」という説明でした。サークルのメンバーは「早く活動が再開できるようにして欲しい。残りのスペースは公民館がない地域であり、一般の市民が利用できるようにして欲しい」と強く要望しました。
市民の声を反映させる市民参加条例検討チーム
市民公募、市は2名、狛江市は10名、その違いは?
中司市長は、2003年の市長選挙の際、枚方版マニフェスト(選挙公約)として、市民参加条例の制定を約束しました。
現在、全国各自治体で市民参加条例が策定されつつあります。
広報ひらかた4月号では、「市民参加条例の作成にあなたの意見」という記事が掲載されました。その内容を下記に転載します。
この件については、問題が大きく2点あります。ひとつは、「(仮称)枚方市民参加条例制定検討チーム」が設置されますが、議会には何の説明をなくふたつめには、その中身を明らかにしていないことです。そして突然、広報に掲載されました。
全国の自治体で市民参加条例が、制定されつつあるなかで、枚方では、検討チームの委員は15名、市民からの参加者は2名となっています。
全国的に、多くの市民参加で策定している市もあり、箕面市は、1997年に「箕面市市民参加条例を施行しました。
箕面市の中身は「第2条(定義)に「市民参加とは、市の意思形成過程の段階から、市民の意思が反映されること」とあります。また会議は公開の原則、委員10名のうち市民公募は3名となっています。
そして、市長は、市民の意思を直接問う必要があると認めるときは、市民投票を実施することができるとあります。
また、東京都狛江市では、「2000年3月に一度は、市民参加条例は否決されましたが、03年3月には採択されました。
条例検討チームの市民参加者数は、狛江市は10名、枚方市は2名というものです。
来年の3月議会には、条例案が提案される予定です。
枚方市議団は、枚方市に対し、市民の意見が反映されるよう頑張ります。
※市民参加条例とは行政への市民参加を保障し、その積み重ねが、市税を充実させ不備を補い新しい発展へとつなぐ制度。
【市民参加条例の作成にあなたの意見を!】
市は、市民の意見やニーズを反映し、市政への参画を促進する市民参加条例の制定を目指しています。そこで今回、市民の皆さんから広く意見を聞き、「(仮称)枚方市市民参加条例制定の素案」の作成に向け検討チームをつくり、参加者を募集します。月1回程度の会議を開催する予定で、任期は市長へ最終検討報告を行うまで。
▼募集人数…2人
▼対象…市内在住・在職・在学の18歳以上の人
広報ひらかたより転載
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