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災害に強い街づくりをめざして消防出初式
2005年度枚方・寝屋川市合同式に約2千人が参加


西村たけし枚方・寝屋川消防組合議会議長が挨拶
 毎年恒例の枚方・寝屋川市合同の消防出初式が2005年1月9日午前淀川河川公園太間地区で開催されました。
 当日は、消防団員・消防職員約1400人が参加し、市民ら600人が見守る中、消防車両部隊や徒歩部隊の行進や救助訓練・いっせい放水などが行なわれました。
 西村たけし市議は、枚方寝屋川消防組合議長として「昨年は、台風や新潟地震など全国で災害が発生し、最近ではインド洋の巨大津波の災害があった。
 災害に強い街づくりと日ごろの訓練が大切で、地域住民との連携が求められている。」と挨拶しました。


廃プラ処理の安全対策めぐり継続審議
4市リサイクル施設組合の専門委員会開催


 昨年末の29日、北河内4市リサイクル施設組合専門委員会が開かれました。この委員会は、住民推薦の専門家の参加を得て、4市(枚方・寝屋川・交野・四条畷)で寝屋川市打上地域に建設予定の廃プラスティック圧縮処理施設の安全性を検討するために開かれています。党議員団からは伊藤、石村、広瀬の各議員が傍聴しました。
 前回(11月1日)の専門委員会では、4市組合事務局が行った廃プラの圧縮模擬実験および廃プラの放置によって発生する化学物質の調査についての実験結果が報告されました。
 しかし、実験では空気を窒素に置換したため、東大の柳沢委員より実際と異なる可能性があるとの指摘がなされ、再調査が実施されました。
 新たな実験結果では、前回の結果よりも高い濃度で化学物質が発生していることや、未知の揮発有機化学物質(未同定物質)が名前のわかっている化学物質(同定物質)より多く発生していることが明らかになりました。また、再調査により、化学物質の発生総量及び毒性の程度を指標化する試算が可能になりました。
 こうした実験結果から、柳沢委員は、圧縮による発生物質の1日あたり量を試算し、未同定物質が同定物質の889倍の質量であり、その物質と毒性が未解明であればこそ慎重に考えなければならないと指摘しました。
 専門委員会では、安全性の問題をめぐり白熱した論議がされるなかで、こうした物質を除去する対策を講じた際にどのような効果が得られるのか等、次回の委員会に組合として実施する安全対策と資料の提出を求めました。当初のスケジュールによれば、専門委員会は12月中にまとめを行う予定でしたが、こうしたことから今後も引き続き検討が重ねられることとなりました。

専門委員会の結論なしに都市計画決定を急ぐな
 2月の上旬には、施設建設の位置決定を行うために各市で都市計画審議会の開催が予定されています。この施設が地域環境に与える影響が明らかにされないままに計画決定することは許されないとの声が高まっています。枚方市の都市計画審議会は2月9日に、4市リサイクル施設組合の定例議会は2月10日に予定されています。

 


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