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問題点が多い枚方市「第2次実施計画」
この計画で、市民生活は守れない!
枚方市は今年3月付けで「第4次枚方市総合計画第2次実施計画」を公表しました。第2次実施計画は、第4次枚方市総合計画の基本計画に掲げられた重点プランの進捗状況、第1次実施計画(2001年から3カ年)の「成果」と課題を踏まえて、2004年度から3カ年の期間内に重点的に取り組む施策をまとめたものです。問題点を掲載します。
3年間で、さらに保育所民営化 市営葬儀・学校給食も民間委託
第2次行政改革推進実施計画にもとづいて、継続してアウトソーシング(業務の外部委託・民間委託)を強引に進めています。
10万人近くの民営化反対署名があった宇山保育所を民営化しました。さらに2006年度に、もう1ヶ所、公立保育所を民営化しようとしています。
さらに、学校給食調理場や市営葬儀まで民間委託の計画です。
市役所施設を民間業者が管理 市民へのサービス大丈夫なの?
公の施設の管理に指定管理者(民間業者でも可能)制度を導入する計画です。
図書館・公民館・人材育成複合拠点施設・体育館など多くの施設業務を指定管理者に任せることで、使用料金の新たな徴収や値上げまで及ぶ心配があります。
またPFI手法(民間の資本を使って建設・運営を委ねる)で総合文化施設(市駅周辺整備計画が策定されていないのに大ホールを移転)建設を強行しようとしています。
市民の反対あっても計画どおり進めます
周辺住民の反対が強い
(1)火葬場・防災公園事業や
(2)第二清掃工場建設、
(3)北河内広域リサイクル施設の建設、
(4)総合文化施設、
(5)元北牧野小学校跡地一部の民間への売却
(6)ムダな高速道路である第二名神高速道路建設(京滋バイパス・京都縦貫道路、第2京阪で迂回路ができ、計画当初の根拠が崩れた)促進まで、必ず実行する強行姿勢です。
また、人権尊重のまちづくりとして、部落解放同盟大阪府本部が市に条例化を求めた「人権まちづくり審議会」まで設置しようとしています。
市民の運動で要求が実現できたものもあります。
詳しくは、市議団まで問い合わせください
第1次実施計画の総括・「課題」が示す枚方市の実態
まちづくり指標
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2010年度末目標 |
00年度 |
01年度 |
02年度 |
みどりの割合・市内の農地面積 |
630ha |
670ha |
659ha |
622ha |
街の美観に対する市民満足度 |
50% |
|
25% |
23・4% |
まちの安全度(交通事故)
1日あたりの人身事故発生件数 |
0に近い数値 |
7・4 |
7・9 |
8・3 |
枚方の魅力に対し市民満足度 |
活動の場 |
50% |
|
26% |
22・4% |
くつろぐ場 |
50% |
|
29% |
26・2 |
市内事業所の卸売・小売業の
従業員数 |
増加 |
|
23,825人 |
22704人 |
観光の活発さ |
増加 |
131万人 |
127万人 |
118万人 |
企業における障害者の雇用率 |
1.8% |
1.79% |
1.8% |
1.64% |
救急者を呼んでから現場まで
到着するまでの所要時間 |
5分 |
6分7秒 |
6分8秒 |
6分18秒 |
不慮の事故で死亡する子供の割合
(0〜4歳で10万人当たりの率) |
0に近い数値 |
4.9人 |
9.8人 |
14.8人 |
日常的にスポーツや文化活動をする人の割合 |
(スポーツ) |
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30% |
28.5% |
(文化) |
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18% |
17.6% |
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