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牧野駅東地区
香里園駅東地区
都市再開発の方針を決定…枚方市都市計画審議会周辺住民への説明不十分――中西議員は「反対」を表明
第3回枚方市都市計画審議会(党議員団からは中西議員)が2月10日開かれ、「東部大阪都市計画 都市計画区域の整備、開発及び保全の方針の決定について」「枚方都市計画都市再開発の方針の決定について」など4議案が審議されました。
「都市再開発の方針」は、牧野駅東地区(地区面積約0.6f)香里園駅東地区(約0.3f)の2件です。
牧野駅地区はターミナル機能の強化と商業機能の充実で地域の活性化が必要な地区と位置づけられています。香里園駅東地区は関西医大病院の改築とあわせて計画されるもので全面積約25000uとなり、枚方区域はこのうち約1割です。
先に行われた大阪府の都市計画公聴会では香里園の計画について公述人から「土地の高度利用を前提にした方針案は取り下げるべき」「環境アセスなしに計画することには反対」など厳しい意見が出されました。
中西議員は「牧野・香里園とも街づくりの点では様々に問題をかかえた地域であるが、計画が実行に移されれば住民の生活圏が大きく様変わりすることとなる。地権者だけでなく周辺住民に対する説明は十分になされているのか。また計画全体の青写真は示されているのか」と質問。これに対しては「香里園は準備組合を通じて話している。青写真はまだ示していない。方針決定の後、話し合っていく」との答えでした。
青写真が示されないまま方針決定を急ぐという手順は大きな問題があります。都市再開発法では方針を決める場合、計画の概要を明らかにすると定めていますが、法にそくしても、大阪府が住民への説明責任を果たさないまま強行することは許されるものではありません。
中西議員は「牧野駅東地区・香里園駅東地区ともに説明は不十分である。広く周辺住民に正確な情報を出して意見を聞くべきであり、今回方針決定することは時期尚早であり賛成できない」と意見表明を行い、議案には反対しました。
この再開発方針決定は2月末の大阪府の都市計画審議会で行われます。
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