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国保(介護納付金)の負担増大
2月3日、H15年度第2回枚方市国民健康保険運営協議会(国保運協)が開かれ、H16年度の国民健康保険料について、賦課総額(医療給付費分)を94億5千万円から3億円増額の97億5千万円とし、賦課限度額をこれまでの51万円から53万円にすること、介護納付金の賦課総額を9億6千万円とすることが諮問され審議が行われました。
党議員団より広瀬議員が傍聴を行いましたので概要を報告します。
国保料は最高限度額の引き上げを行うことにより、これまで限度額に到達していた所得層以外では保険料負担が若干軽減されることになります。しかし、4人家族で550万円の所得で最高限度額に達し、介護納付金の負担を加えると61万円もの重たい負担となります。また、介護納付金については賦課総額で7億5千万円から9億6千万円と2億1千万円の増額となります。限度額は国が定め8万円のままですが、個々の負担は限度額到達世帯以外のすべての世帯で引き上げとなります。例えば、一人世帯で所得400万円の層では前年度比で2万3900円もの引き上げとなり医療分の軽減額1800円を差し引いても2万2100円の負担増となります。
各委員からは、「経済情勢は依然厳しい、出来れば据え置きしていただきたい」、「2万円の引き上げは厳しいのではないか」等、保険料の高騰を危惧する意見も複数の委員から述べられました。
しかし、制度そのものの根本矛盾や市財政からのこれ以上の支援措置が求められない等の理事者答弁をうけ、市の諮問内容を了承する答申が行われ審議は終了しました。最終的には3月議会で審議が行われる予定です。
*国保運協は、今年から市民公募委員が加わり、審議会も公開されるようになりました。
H16年度の国保加入世帯の年間平均世帯数は、前年度より3700世帯増加し、6万9800世帯となる見込みです。
勤労者福祉協会、労働協会、支配人一人、他二人、使用料は実費、3時間700円、1時間200円
児童販売機。
国保料、最高限度額51万から53万に
介護負担分(8万)を加え最高限度額61万に
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枚方市の状況 |
12年医療 |
12年介護 |
13年医療 |
13年介護 |
14年医療 |
14年介護 |
15年医療 |
15年介護 |
16年
(案)医療 |
16年
(案)
介護 |
限度額
(万円) |
国 |
53 |
7 |
53 |
7 |
53 |
7 |
53 |
8 |
53 |
8 |
枚方市 |
50 |
7 |
51 |
7 |
51 |
7 |
51 |
8 |
53 |
8 |
|
所得割(%) |
8.07 |
1.05 |
8.24 |
1.02 |
8.30 |
1.06 |
8.37 |
1.15 |
8.32 |
1.74 |
均等割(円) |
24.990 |
8.050 |
25.510 |
9.010 |
25.710 |
9.210 |
23.990 |
9.950 |
23.990 |
12.180 |
平等割(円) |
37.070 |
- |
37.420 |
- |
37.220 |
- |
34.120 |
- |
34.120 |
- |
運協諮問時
一人当たり保険料 年(円) |
85.565 |
14.209 |
86.787 |
16.193 |
86.780 |
16.395 |
80.201 |
17.724 |
79.972 |
21.594 |
月(円) |
7.130 |
1.184 |
7.232 |
1.349 |
7.232 |
1.366 |
6.683 |
1.477 |
6.664 |
1.800 |
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