>> 目次
大阪府が廃止した子ども施策
府助成金廃止が公立幼稚園5園廃園のひきがねに
大阪府は、財政再建の名のもと子ども施策に対する補助金も軒並み削減をしてきました。(別表)
なかでも、私立幼稚園に通う4、5歳児に支給をされてきた幼稚園保育料助成は、2001年4月に廃止され12億2,612万円が削減されました。1人あたりの年額では、1999年までは1万6,000円支給されていたものが、2000年には半額の8,000円となり、2001年には全廃されたものです。大阪府の助成金がこうして削減をされる中、2000年には枚方市も財政難を理由に同様の助成金を24,000円から20,000円に削減をしました。
こうした事態を受け、私立幼稚園園長会・保護者会から公私間の負担格差是正を求める33,000余りの署名が集められました。署名は、公立幼稚園の廃園を求めるものではなく、従来の助成金の復活・拡充を求めるものでしたが、教育委員会は、公私間格差是正をはかる財源確保を理由に、枚方市の公立幼稚園5園廃止を強行し、2003年4月をもって、春日、山田、招堤、明倫、山之上の各園が廃園となり、子育て世代に大きな影響を与える結果となりました。
○幼稚園保育料助成金
12億2612万円削減
・2001年4月に4・5歳児廃止
1999年(1人)16,000円/年
2000年(1人) 8,000円/年
○私立保育園などの職員の給与改善費
・2000年から約10億削減
|
|
|
|
|
|