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府政検証シリーズNo.3

保健所の機能が変わる?
支所廃止による問題点を問う

 昨年9月府議会において14ヶ所の保健所支所の廃止が決まり、4月から保健所の機能が変わります。党府議団はSARSや食品の安全、心の病や児童の虐待が増える中で、専門的知識や経験が蓄積されている府の保健所の役割の拡充こそが重要であり、難病患者や未熟児・精神疾患などの相談機能がなくなると支所の廃止に反対しました。
 北河内では門真・大東の各支所が廃止になり、守口と四条畷保健所に統合されます。


健康危機管理機能強化は
人員増による対応を!


 14支所の廃止で府は1億円の節減をする一方で本所への専門職の増員はしないとしています。また、危機管理機能を強めるために「危機管理チーム」を編成するとしていますが、その人員確保は見込まれていません。従来の人員で平常業務を行い、いざ食中毒やSARSなどの健康危機に直面した時はそのチームが対応することになります。
 現在、枚方保健所は事務職9名、医師や保健師、食品衛生監視員など技術職30名で日常業務を行っています。その業務は(1)食料品店・飲食店・給食施設・環境衛生施設(計3万8千ヶ所)の監視(2)724の医療機関の監視(3)専門的なケアを必要とする未熟児、虐待児、身体障害児などの母子保健相談(4)結核対策や難病患者への健康・栄養相談など公衆衛生に関する膨大な業務をこなし枚方市との連携を強めてきました。
 保健師の家庭訪問件数も平成14年度では2573件と平成8年の63%に減っています。今でもぎりぎりの職員数で対応しており、何か事が起こればこうした平常業務に支障きたすことは明らかです。危機管理機能の強化というのであればそのための専門職を増員し、きっちりとした体制を作ることが必要です。

 


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