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証明書自動交付機で住民票コード誤記載
市は万全な体制で市民の個人情報守れ
枚方市は8月14日、市民課など3箇所においてある証明書自動交付機で発行した「住民票」のコード欄に、本来記載されないはずの「住民コード番号」が、誤って「謄写省略」と重なって印字され交付していたということを発表しました。この一部後記載の住民票は市民ICカード保持者で、14年8月5日以降に移動が発生した市民で、43人の方、184通の誤記載の住民票が発行されたものです。
ご迷惑をかけた市民の方には職員が個別に訪問し、説明をし、希望があればコード番号を変更する案内をし、何人かの方がコード番号変更をしたということです。
原因はプログラム開発保守点検業者のプログラミングミスとしています。市はこの業者に対して1ケ月の指名停止と対応に要した人件費等の支払いを請求しています。
番号は読み取ることは非常に困難ですが、もし読み取れた場合もコード単体での利用が、将来は様々な活用を図る可能性があるものの、現時点ではない中では実害は生じないという説明でした。
防止策としてはプログラム開発保守委託業者と連携を図り事前テストを徹底していきたいとしています。
しかし、問題は事前にこのプログラムミスをチェックできなかったことにあります。市の業務を今後もますます民間委託していくといわれる中で、市民のプライパシーを含めた利益を守るめたには、業務を管理、監督する市の体制強化が不可欠ではないでしょうか。
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