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枚方西・磯島高校統廃合撤回を府に

党議員団、市長に要望書を提出



 党議員団は、9月2日府教委の枚方西・磯島高校統廃合撤回を市として府教委に要請してほしいと要望書を提出しました。
 萩原助役は「市は今後も府教委が推進している高校づくりを期待し再編・統合はやむを得ないと考えている」とし、要望書をそのまま府に伝える事はしないと答えました。

2002年9月2日 枚方市長 中司 宏殿
日本共産党枚方市会議員団
団長 西村たけし

府立高校(枚方西・磯島)統廃合計画案の撤回、教育条件改善を 大阪府教育委員会に求める要望書

 大阪府教育委員会は「財政再建プログラム」・府「教育改革プログラム」をもとに、今年も8月26日に府立高校統廃合計画案を一方的に発表しました。
 枚方市をふくむ北河内7市を学区とする第4学区では、2000年度に門真南高校・門真高校が再編整備で募集停止となり、「門真なみはや高校(普通科総合選択制)」が新たに設置されました。また、2002年度には守口高校・守口北高校が再編整備により募集停止となり、「芦間高校(総合学科)」が設置されました。その上に、今回の府教委の発表によると、2004年度には枚方西高校と磯島高校を募集停止とし、普通科総合選択制の高校を1校設置するということです。
 長引く不況の中、経済的に苦しい家庭も多くなっており、公立高校への進学希望者は増えているのが現実です。そんな生徒の希望があるにもかかわらず、5年間に第4学区だけでも3校の公立高校を減らし、多様化を進めるということは府民の生活実態・要求を無視した施策といわざるをえません。
 大阪の高校進学率は府教委が92・3%に押え込んでいるため全国で最低の部類になっており、毎年の一般選抜(全日制普通科)では8000人前後の子どもたちが高校進学を希望しながら冷たく門戸を閉ざされています。
 子どもと教育をめぐる諸困難を解決するために受験競争の緩和と、いまや国民的世論になっている「30人以下学級の実現」が求められているにもかかわらず、40人学級を前提とした「高校つぶし」計画は、過酷な受験競争と劣悪な教育条件を温存するものです。
 ここに、枚方市は市民の立場に立って、府教委に対し下記の事項について強く要請して頂きたく、要望書を提出致します。

1、「府立高校の再編整備」の名による府立高校、とりわけ、枚方西高校、磯島高校の統廃合計画案を撤回すること。
2、30人以下学級の実現、計画進学率の引き上げなど、教育条件をすみやかに改善すること。
3、よりひろく生徒・父母・府民・教職員に意見を聞き、高校間格差を広げる「教育改革プログラム」を根本的に見直すこと。
以上

府立高校再編に伴う市のスタンスについて

 府立高校の再編・統合は、大阪府教育委員会が推進している「府教育改革プログラム」による教育改革の要のひとつであり、今回発表された再編整備計画では、平成16年度から市内の府立高校が再編・統合され、特色ある府立高校が設置されると聞いています。
 本市としても、生徒数の減少が見られる現状から、生徒一人一人が主体的に学習に取り組めるよう、今後とも、府教育委員会が推進している特色ある高校づくりを期待し、再編・統合されることはやむを得ないと考えます。
 


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