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福祉オンブズパーソン制度は
機能充実こそ第一に行うべき


 福祉オンブズパーソン制度は、市が提供する福祉保健サービスについての苦情や相談を第三者機関である、福祉オンブズパーソン(苦情調整委員)が中立・公正な立場で苦情内容を調査し、市に意見や是正を勧告することにできる制度です。本制度に対応しているオンブズパーソン(苦情調整員)の報酬を月額14万5千円から1件6万円に減額する条例改正が、提案されました。
 石村議員は「本事業は事業仕分けで指摘を受けて改正したものだが、どんなに複雑な内容で時間がかかる相談も6万円、簡易な相談でも6万円ということになり問題がある。第3者性の確保や、本来市民の利益を守るべきオンブズパーソン制度システム機能をどう高めるのかというこそ第一に検討すべきだったのではないか」と質しました。
 市は「市民への周知や第3者性の確保も含め今後検討していきたい」と答えました。
 議員団は「制度機能を充実する前に報酬額を減額することは根本的な改善につながらない」として、議案に反対しました。


 


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