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長尾荒坂でたびかさなる農地法違反
市農業委員会へ申請前にすでに農地造成される！


　２月17日、枚方市農業委員会が開催され議案が審議されました。
　審議案件のひとつに、長尾荒坂２丁目地域で農地造成への一時転用３カ月の申請が（株）下村産業から出されました。
　市農業委員会は、審議前に現地の調査を行い、許可される前に農地の造成が行われている農地法違反をであることを確認し、大阪府とともに指導をしてきました。
　西村議員（農業委員）は「私も現地を見たが、府の許可を受けずに事前工事が行われ、ほとんど完成している。私たち農業委員会は、農地の番人として活動しているが、すでに造成が完了しているのを事後承認していいのか」と問いました。
　申請人である（株）下村産業は、過去８件、長尾荒坂・播磨谷の造成にかかわってきました。
　そのほとんどが府の許可を受けずに、事前着工をして、たびたび指導をけて来ました。
　去年の11月の市農業委員会でも事前着工を指摘し、大阪府と枚方市農業委員会に「差入書」なるものを提出し「当社の認識不足により、工事時において農業委員会、大阪府等に対する手続き、協議等をすべきものをしないで、現地のみの処理にて完成し、現在に至ることは関係者に深くお詫びしする。今後このようなことを一切致しませんことを誓約するため本書を差し入れるもの」としてきました。

一貫して約束事を無視する業者

　そして今回は「始末書」なるものを大阪府知事に提出し「関係者に対し、大変ご迷惑をお掛けしましたことを大変申し訳なく思っています。今後、このようなことは一切しません」という内容の文書を差し入れています。
　西村議員は過去何度もこのような行為を重ねてきた下村産業に対し、許認可権限を持つ大阪府に対し農地法にもとづく処分・ぺナルテイーを科すことを市農業員会の意見とすることを提案しました。
　市農業委員会は西村議員の意見の主旨を府にあげることを確認しました。
　下村産業は長尾荒坂地域での地元説明会でも周辺住民の意見を聞かず、木の伐採時など隣地所有者に事前案内もなしに行うなど不安を与えています。


 　
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