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後期高齢者医療 小手先の見直しでは、
問題解決にならない
7月14日に大阪府後期高齢者医療広域連合の臨時議会が開催されました。新たに選出された広域連合議員は、共産党からは北山大阪市議のみとなりました。この議会では、政府が緊急に示した見直し措置を実施するための条例改正が審議されました。
北山議員は、条例改正に賛成したうえで、今回の軽減措置では不充分であること、見直しにより同一の世帯収入であっても、それぞれの収入額によって、負担する保険料に13倍もの格差が生じる矛盾(表参照)を指摘し、制度の廃止しかないと主張しました。
天引きのままでは増税になるケースも
8月7日までに手続きを
また、「年金天引き」については、(1)国民健康保険料確実に収めていた本人、(2)世帯主または配偶者(連帯納付義務者)がいる、年金収入が180万円未満の方が連帯納付義務者の口座振替で納付する場合に、限り天引きを中止できることとなりました。
収入が少ない妻や夫の生計費を、配偶者や子どもが負担していても、天引き分の保険料については、社会保険料控除の対象外となり、従来よりも増税となるケースも生じます。
10月の年金天引きをやめるためには、枚方市では8月7日までに届出を行っていただくようにと、保険料決定通知とともに個別に案内を届けています。他市では広報のみの場合もあります、後期高齢者のご家族が他市にお住まいの方はご注意下さい。
後期高齢者保険料負担の世帯による比較
(現行制度)
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年金収入 |
収入合計 |
軽減 |
年額保険料 |
保険料計 |
Aさん夫 |
2,600,000 |
3,020,000 |
なし |
140,291 |
187,706 |
Aさん妻 |
420,000 |
なし |
47,415 |
Bさん夫 |
1,520,000 |
3,020,000 |
均等7割 |
14,224 |
28,448 |
Bさん妻 |
1,500,000 |
均等7割 |
14,224 |
Cさん夫 |
2,600,000 |
2,600,000 |
なし |
140,291 |
187,706 |
Cさん妻 |
0 |
なし |
47,415 |
(軽減改定後)
Bさん夫 |
1,520,000 |
3,020,000 |
均等8.5割 |
6,900 |
13,800 |
Bさん妻 |
1,500,000 |
均等8.5割 |
6,900 |
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