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弱者と文化切捨て、子どもたちを泣かす橋下「行革」
赤字をつくった財界・与党の責任を訴え、
府民のくらしを守ろう


 府政を考える「緊急」市民シンポジウム実行委員会が主催して6月23日と7月6日の2回にわたってシンポジウムが開催されました。
 橋下知事が進める「行革」は、これまでの知事と同じように府の財政赤字を作ってきた大型開発を財界言いなりに続け、その犠牲を子どもたちや弱者に押し付け、府民の財産である文化まで削っていくことに参加者からは改めて怒りの声と、府民が主役の府政をつくる決意が示されました。

橋下「行革」について学習

 第1回はメセナひらかた会館で「橋下維新でどうなる枚方、私たちのくらし」と題してが開かれ60人が参加しました。
(議員団から中西・伊藤・広瀬・野口議員が出席)
 議員団から広瀬議員が、6月議会で行なった府知事の改革による市民生活への影響を最小限にとどめる努力をするよう市長に求めた質問を始め、議員団として橋下改革から教育・福祉・医療を府民の暮らし守るために頑張る決意を発言しました。
 大阪センチュリー交響楽団の首席奏者の宮本氏から楽団の歴史から全国各地のコンサートで高い評価を得ている府民の楽団である大阪センチュリー交響楽団存続の訴えとメンバーによる木管アンサンブルでモーツァルトの曲が演奏されました。
 最後に黒田まさ子府会議員から橋下「行革」の内容について報告がありました。

第2回 夢ある大阪 みんなでつくろう
各団体から実情報告と決意表明


 第2回は7月6日(日)に市民会館で行なわれ、72人が参加しました。(議員団から石村・広瀬・野口議員が参加)
 黒田府会議員から府の5兆円の赤字の原因と財政再建の展望について報告がありました。

私学の現場から

 私立高校の教員は「府は2006年まで私立高校への経常費助成の生徒一人当たりの単価を10年間据え置き、今回は一挙に削減をうちだしている。橋下府知事は、『義務教育ではないのだから所得に応じた学校を選ぶのが当然だ』『府立を落ちた生徒が私学へ行ってもその生徒の力不足だからやむをえない』等、まさに『金のないものは高校に行かなくて良い』ともとれる、私学への無知と偏見を恥ずかしげもなく公言している。
 私学助成は、民間企業への補助金という性格のものではなく「教育の機会均等」を子ども達に保障するための教育費。教育権を守る闘いはまだまだこれから。皆さんのご理解とご支援を」と訴えました。

公立高校では

 枚方市内の府立高校の教員は「公立高校の現場では名前も覚えられないほど非常勤の先生が増え、土日も休めず。病休者が続出するほど過重労働になっている。その上教務補助員が来年3月に首を切られ、いなくなれば子どもたちに向き合う時間もますますなくなり、授業ができなくなる。弱いものいじめの、切りやすいところを切る橋下『行革』の撤回を」と訴えました。門真の府立高校の教員は「子どもたちの中でも貧困が深刻化している。こんな行革がされれば、子どもたちを立派な社会人に育てる人間らしい教育ができなくなる。教育力がますます低下する」と述べました。

生活保護の改悪ストップを

 生活と健康を守る会から「府は生活保護の夏季と冬季の一時金を廃止したため保護受給者の生活は本当に苦しくなった。生活保護世帯への攻撃を跳ね返す運動をしていく」と決意が述べられました。

養護学校の建設を

 養護学校の建設を求める方から「障害を持つ子どもたちが1時間から1時間半かけて養護学校へ通学している。寝屋川や交野養護学校では特別教室をつぶして普通教室にしている。一般の学校では考えられない教育環境の劣悪な状態は人権侵害だ」と訴えました。

未来の世界遺産 国際児童文学館の存続を

 大阪国際児童文学館(以下、文学館)を育てる会の方は「図書館ではなく研究施設であり、スタッフは司書ではなく大学教授クラスの研究者です。橋下知事の中央図書館への移転は全く知事がこの文学館の本質を知らない無知から始まったもので未来の世界遺産ともなる文学館存続のために皆さんの力を頂きたい」と訴えました。

 他にも、障害者団体、市職員、府保健所の職員、国保を引き下げる会、などの皆さんから発言がありました。


 


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