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枚方官製談合事件、元警部補に実刑
大阪地裁判決「卑劣で悪質な手口」


 市発注の清掃工場建設工事をめぐる談合・汚職事件で、収賄と競売入札妨害(談合)の罪に問われた元府警捜査二課警部補 平原幸史郎被告(48)の判決公判が1月16日、大阪地裁でありました。
 樋口裕晃裁判長は「国民の信頼を著しく損なわせた」と述べ、懲役2年6月、追徴金1,000万円(求刑懲役4年、追徴金1,000万円)を言い渡しました。
 被告側は、執行猶予を求めましたが、判決は刑事責任を厳しくとらえ、実刑としました。
 樋口裁判長は、平原被告が談合にかかわったのは、前枚方市長中司被告(51)=競売入札妨害罪で起訴=から大林組に受注させる意向を打ち明けられたのが発端と認定しました。
  収賄については、談合摘発の可能性を示唆して大林組側からわいろを受け取ったとし「弱みに付け込み、警察官としてあるまじき、卑劣で相当に悪質な手口」と断じました。
 また中司被告らと共謀し、05年11月に行われた市発注の清掃工場建設工事の入札で、大林組・淺沼組共同企業体に便宜を図り、見返りに、06年12月、元大林組顧問森井繁夫被告(64)=贈賄罪などで有罪=から1,000万円のわいろを受け取り実刑となりました。

大林組 控訴せず

 贈賄罪で、大林組元顧問2人は、大阪地裁判決に控訴せず判決が確定しました。
 西村議員が裁判を傍聴しました。

2月13日に、住民訴訟裁判始まる

 談合の真相を解明するため「枚方市民100条委員会」が提訴した談合事件の損害賠償請求の第1回公判が大阪地裁が始まります。

市、賠償金請求へ

 市は28日、大林・淺沼組に5億8,380万円の賠償金請求を行いました。


 


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