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介護保険事業計画の見直しは
高齢者の立場に立ったものに
枚方市保健福祉審議会開催
7日、枚方市保健福祉審議会が開かれました。
この審議会は、高齢者保健福祉計画と介護保険事業計画を一体化させた「ひらかた高齢者保健福祉計画21(第3期)案」を審議しており、今回が最終となります。
今回の介護保険制度の改正では、低所得者に対する負担軽減を図るため第2期までの保険料第2段階を、新第2段階と新第3段階に細分化しています。
さらに課税層についても、被保険者の負担能力に応じ、弾力的に保険料設定が出来るようにしたため、課税層の被保険者を対象にした保険料段階の多段階設定が可能となりました。
また、介護保険料の負担割合が変更され、負担率が高くなったため、その分も保険料に影響して保険料は4,700〜4,800円になるとの説明がありました。
サービス利用に補助制度を
今後行われる介護保険サービスに対しての説明に委員の方からは、「第2期の計画には、『高齢者の立場にたって』と明記されている。高齢者の生活実態から目をそらさずに方針をつくってほしい」「この計画には、元気な高齢者に対する施策がない」「サービスの利用負担について補助制度を作ってほしい」「高額所得者には応分の負担をしてもらい、低所得者の保険料は値上げしないでほしい」等の意見が出されました。
また、認知症対応型共同生活介護(グループホーム)については、すでにサービス量が確保されているとして、新規の基盤整備は行わないことについて委員からは「認知症への対応やグループホームはすでに充実しているからと地域包括支援センターへ丸投げしてもよいものか」という疑問が出されました。市は「全体的な取組のなかで対応したい」「具体的なメニューは、市民の声を聞きながら進めたい」と答えました。傍聴には中西、伊藤議員が参加しました。
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