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公民館廃止・生涯学習の再編案
３月議会上程を見送り
中司市長が表明（２月10日 記者会見）
公民館を廃止して生涯学習施設に再編し有料化する問題で、中司市長は２月10日記者会見を行い、12議会に続いて３月議会への条例提案を見送る考えを示しました。
これは、再編に納得できない市民の運動に押された結果の市長表明です。
再編断行をあらためて表明
しかしながら、市長は公民館の再編は「市民と協働のしくみをつくる市の構造改革の一環」だとして、今回は見送るものの９月議会に提出する考えを改めて示しました。
計画の実施のために学識経験者を交えた審議会を立ち上げ、生涯学習施設の有料化の是非、利用者拡大の範囲など議論することも明らかにしました。
再編のための審議会は 市民の願いと逆行
（仮称）生涯学習推進審議会は、再編後の施設の機能や運営体制、利用対象者などの基本を論議することを目的に設置されるものです。
学識経験者や公民館利用者、さらに利用できていない人などで構成するとしています。
再編計画そのものが「説明不十分」「時間をかけた議論を」と指摘され、市長部局への移管に納得していない市民が多くいるにもにもかかわらず、「なぜ公民館の廃止なのか、なぜ教育委員会所管ではダメなのか」という根本の議論をするのではなく、再編の道筋を決める審議会設置を市長が行うのは市民の願いに逆行するものといわざるをえません。
公民館廃止の期日を延期―――教育委員会議
市長会見の前に教育委員会議が開催され、公民館の廃止の期日を、先に決められていたＨ18年４月１日から10月１日に延期することを５人の委員全員の賛成で決定しました。
若干の質問もありましたが、全委員が公民館再編の立場から「充分な説明と体制づくりを望む」「枚方の例が全国のモデルケースとなるように」などの賛成討論を行いました。
この間わずか25分。
審議を見守っていた50人の傍聴者から「期待してきたけど期日が延期されただけ」と失望の声があがりました。
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