6月市議会本会議 西村たけし市議の一般質問
3大プロジェクト事業は、秘密主義に終始
6月議会で市長の政治姿勢いっそう鮮明に
6月22日開催された市議会で、西村市議が一般質問を行ない、枚方のまちづくりを中心に11項目にわたり、市長・理事者に質しました。
(1)第二清掃工場(ごみ焼却場)、年間維持費、一貫して示さず
枚方市は、市内東部地域に二つ目のごみ焼却場(清掃工場)をつくるため、昨年焼却炉の購入を決定し、川ア重工業と契約しました。その時、今後10年間の焼却炉維持費などが示されました。
西村市議は「隣の八幡市等では、焼却炉と維持費をセットにして契約して、全体の額を市民に公開している。なぜ公開しないのか」と透明性の確保を迫りましたが、当局は拒否しました。
西村市議は「A社の用地は、外周の11分の1だけが準工業地域に接しており住居地域から準工業地域に変更する理由がなく、良好な住居系を残すべきだ。用途地域を変更することで、A社が仮に用地を売却した場合、土地の値段が現在よりあがり、そのまま保有した場合でも、一般的には固定資産税が安くなりA社にとってのメリットばかりだ。」と迫りました。そして「まちづくりで一番重要な用途地域を変更する交渉の記録がないことはおかしい、誰かから働きかけがあったのか」と追及しました。
市当局は否定しましたが、西村市議は解明のため、今後も質問する予定です。
(2)火葬場建設で地元自治会とも会わず
協定書さえ交わさない中司市長!
市長は今年の予算で、地元自治会が反対しているにもかかわらず、火葬場設計予算を組みました。
質疑の中で、仮に建設強行しても、地元とは協定書を交わさないことを明らかにしました。
西村市議は、協定書さえもかわそうとしない市長の政治姿勢が大問題だ指摘しました。3大プロジェクト(第二清掃工場、市役所庁舎・総合文化施設・火葬場の建設)は、秘密主義で、市民の合意を得ることなく、なりふり構わず進めている。市民や議会に情報公開し透明性を確保せよと訴えました。
(3)市役所庁舎の建て替え・総合文化施設の建設
たった2回の庁内建設委員会で3案決定、資料公開せず
枚方市はたった2回の庁舎建設委員会、3回の幹事会で市駅周辺整備計画の3案を議会に示しました。3案は「【1】現在の市民会館用地に庁舎と総合文化施設を合築する【2】現在の市民会館用地に新庁舎、総合福祉会館ラポール横に文化施設を建てる【3】ラポール横の同じ用地で合築する」です。
西村市議は、「あと8年で両施設を建設するというのなら、先に財政見込みを示すこと、2回の庁舎建設委員会でどんな論議をしたのか、議事と資料を議会と市民に公開せよ」と迫りました。
しかし当局は、存在する資料も明らかにせず、議事録も取っていないなど透明性に欠ける答弁に終始しました。
(4)第二名神自動車「見直し区間」
枚方・高槻間は建設中止させよ
西村市議は「沿線市民は第二名神自動車道の建設を望んでいない、高速道路がいるとしているのは大手業者だ、建設中止の要請をすべきだ」と市長に求めました。
答弁では、第二名神の見直し・凍結区間である枚方区域の建設を国土交通省に求めるとした従前どおりの答弁でした。
(5)西村たけし市議のその他質問
◎ |
市民参加条例は、多くの市民参加で制定を。 |
◎ |
市内で中高層マンション建設トラブルがつづいており、一定の規制を設けるべきである。 |
◎ |
用途地域変更する場合、交渉記録や議事録の作成義務付ける。 |
◎ |
マンション相談窓口を設けよ。管理士の設置 |
◎ |
市所有の不動産を処分する場合、まちづくり の視点を持って、公園・緑地などにせよ。 |
◎ |
枚方市景観要綱を実効あるものに。 |
◎ |
くずは地域要望8点について実現を求める。 |
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