迷惑施設建設で地元に特別対策
地域住民の声を真摯に受け止めよ
8月27日、建設委員協議会(党は伊藤議員)が開かれ、都市緑地保全法に基づく市民緑地契約の締結、岡東町自動車駐車場の管理、重点プロジェクトに係る自治会館建設費助成事業についてなど6件が報告されました。
概要をお知らせします。
重点プロジェクト推進部より「重点プロジェクトに係る自治会館建設費助成事業」が提案されました。この事業の目的は枚方市の重点事業である火葬場建設及び第2清掃工場建設事業地の周辺自治会に対し、自治会館の建設費用の一部を特別に補助して理解を得ようというものです。
助成範囲は各事業の周辺の11自治会です。
(詳細は党議員団にお問い合わせ下さい)
市は、この事業に反対している地域住民の声を真摯に聞く姿勢を持つことが求められています。 駐車場に指定管理者制度を導入
住民への公的責任後退の懸念が
これまでは公の施設の管理の委託は、自治体が50%以上出資する法人や公共的団体等に限られていましたが、先の通常国会で地方自治法が改正され、株式会社を含めた民間参入が可能になる「指定管理者制度」が導入されました。
枚方市では、現在枚方市施設管理サービス公社が管理委託している岡東町自動車駐車場の管理について、現行の管理委託制度を廃止し、指定管理者制度に移行します。
9月議会で条例を改正し、10月上旬には、業者を公募し選定委員会(学識経験者や市の部長)で指定管理者を定め、12月議会で議決し、来年4月1日より指定管理者による管理を始めるとしています。
自治体業務を大規模に民間等に委託していく手法であり、自治体の公的責任を堅持させ、住民サービスを守る運動が求められます。伊藤議員は、指定管理者対象の施設が住民にとって身近な施設であることから、指定管理者には社会福祉法人や非営利団体でと要望しました。
残された緑地を守るために積極的に制度の活用を
都市内に緑とオープンスペースを確保し、残された貴重な緑を守るためなどに創られた国の都市緑地保全法に基づく「市民緑地制度」を利用し土地所有者と市が市民緑地契約を締結し、市民に解放されることになりました。(5年契約)
経過としては、土地所有者が土地利用に際し、枚方市に相談、検討した結果、自治会の協力を得て市民緑地として開放する事になったものです。
隣接する都市計画用地については、整備工事着手までは、ともに市民に開放します。
伊藤議員は緑を失わないために積極的な制度活用を要望しました。
《市民緑地契約用地》
場所=香里ケ丘11丁目2807番1外2筆
面積=976u
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助成対象事業 |
助成対象額 |
助成限度額 |
建物 |
新築・増築
増改築
(従来の規則では500万円) |
当該建築費 |
1000万円 |
増築(従来の茎は250万円) |
当該建築費 |
500万円 |
修繕(新規) |
当該建築費 |
500万円 |
土地 |
土地の取得
(従来の規則では3分の2) |
当該取得費の4分の3 |
1200万円 |
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