六月議会最終日（17日）、枚方東部に建設予定の「（仮称）第二清掃工場」のプラント設備工事の請負契約議案が追加で提案されました。中西議員が質疑を行い、共産党議員団として反対の表明を行いました。

　 （仮称）第二清掃工場に設置される焼却炉は、ストーカ炉に燃料式灰溶融設備を付加したものであることがすでに建設委員協議会で報告されています。
　プラント設置工事の発注には、清掃工場としては全国で初めての試みである『総合評価方式』を導入しています。
　学識経験者と行政側の担当者で構成する「総合評価審査委員会」を設置し、この方式で発注することの適否・落札者決定の基準（環境へ配慮した市独自の基準と配点）と最終評価審議を論議してきました。
　その結果、入札参加の７社のうち総合評価点の高かった川崎重工業（株）が落札したものです。
　質疑を行った中西議員は「執行調書を見る限り今回の参加７社すべてが市の要求する世界最高水準をクリアしているのに川崎重工が総合評価で一番となったのは入札価格が低かったことに起因する。総合評価方式で判断したのなら、価格以外の何が作用したのか。最終決定までの経過がわかる一定の資料を議案と一緒に出すべきではないのか」と質問、評価委員会の議事録と川崎重工業の提案内容・参加７社の比較表の提出を求めました。　
　理事者側は「契約という微妙な問題であり、議事録など明らかにすることは今の時点ではできない」という答弁に終始しました。
　この評価方式導入の理由は「談合防止・経済性の確保・透明性の確保」と説明をしているにもかかわらず、落札者のランニングコストを含む提案内容さえも出せないとするのは透明性の確保という点からも大きな問題です。
通常の落札方式とどこが違うのかわからない状況では、議案に賛成することはできないとして共産党議員団は反対の立場をとり中西議員が討論を行いました。

中西議員の討論全文は議員団のホームページをご覧ください。


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