厚生常任委員会
保護者の思い踏みにじり請願が不採択に!
市立宇山保育所廃止条例厚生常任委員会で可決
9月17日、厚生常任委員会で、市立宇山保育所廃止するための条例改正と民営化に反対し保育所(園)の役割強化を求める請願が審議されましたが条例が可決し、請願は見なし不採択となりました。26日に本会議場で採決が行われます。
公聴会開催されず
厚生常任委員会に先立ち、協議会が開催され保護者代表より要望をされていた「公聴会の開催について」が協議されました。各委員の意見が出されましたが党議員団をのぞき開催の必要性はなしとし、公聴会の開催が見送られました。
保護者の入所選択権は?
中西・広瀬の両委員が質疑を行う中で、保護者の入所選択権が保障されない問題、格差是正の具体的対応が不明であるなど様々な問題点が浮き彫りになりました。しかし採決では、二人をのぞく全委員の賛成により条例が可決されました。
【討論要旨】
民営化に反対し、9万7485人もの署名は、公立保育所が「枚方の保育」といわれる水準を生み出し、今も必要不可欠の存在だと認められていることを示すものだ。保護者は民営化を認めておらず、市の説明は理解できないとのべている。改善すべき公私間の格差は依然存在し、まず格差是正こそが求められる。また現行保育水準を維持するとの方針でさえ、不明確であり、保護者が理解できないのは当然だ。
宇山保育所の廃止・民営化は保護者の入所選択権をおかし、子ども達から保育の継続性を奪うものだ。4月からの民営化は、わずかな引継期間しか保障されず、職員が丸ごと入れ替わり、保育所の建物まで増築により様子が変わり、定員増されることによってもたらされる混乱が、小さな子ども達に与える心理的影響ははかりしれず、こうした乱暴な行為は断じて容認できない。
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