○ 豊かで安全な中学校給食を一日も早く
…実施方法示される
2月14日の文教委員協議会では、中学校給食の実施方法が示され、平成28年度から実施の予定との報告がありました。
実施手法は、市が建設した共同調理場で調理し、一人分ずつランチボックス(お弁当箱)に詰めた給食を各中学校に運び、希望した生徒に提供する「選択制」というものです。
教育委員会が今年1月に、市内在住の満16歳以上の方から無作為に3000人を抽出しアンケートを行い、その回答から、市の財政状況、食育、学校運営等の観点から検討した結果の結論だとの説明がありました。
この調査は、肝心の対象となる子どもたちの保護者に対しては行っていないなど不十分さをもちますが、それでも、7割の方が全員喫食を望んでいます。
「何故、選択制なのか?」という問いに対し「全員喫食で1万2千食の想定となると、財政的な持ち出しが大きい」と答弁でした。
しかし、中学校給食は保護者の切実な願いであり、竹内市長自身も「実現」を公約してきたものです。
この状況を教育委員会は真正面から受け止めなければなりません。
給食を教育の一環と位置づけている「学校給食法」の精神からいえば、全員喫食を前提とするべきです。
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