○ 平成27年度までに、さらに3ヶ所
(宮之阪・中宮・北牧野)民営化
―――公立保育所民営化計画
(中期計画)案示される
11月29日開催の厚生委員協議会に、今後の公立保育所の民営化計画案が示されました。
枚方市は、平成21年作成の「保育ビジョン」で「地域子育て支援拠点」と位置づけた7ヶ所の保育所だけ残し、残りの保育所をすべて廃止・民営化する方向です。
宇山保育所の廃止、進行中のさだ・小倉保育所のほかに、今回、新たに着手する3ヶ所を公表(宮之阪・中宮・北牧野)、平成27年度までに民営化するとしました。
宮之阪保育所については、今年12月から保護者説明を開始、来年度中に運営法人を決定する予定です。
民営化保育所の選定理由に、公立が集中している中部地域を中心に行う、定員増に向けた施設増改築に対応できるなどをあげていますが、どれをとっても保護者の納得を得られるものではありません。
保育所待機児の問題は、ますます深刻になり、10月1日現在で、旧定義で511名にふくれ上がり、弾力運用での定員外入所は、900人を軽く超えるという状況です。
一ヶ所の民営化で30人ずつ定員を増やすといいますが、待機児解消を民間任せにするというのは無責任であり、現状の解決にはなりません。
こんな時に、なぜ、公立の廃止を急ぐのでしょうか。
民営化計画を出すより先に、抜本的な待機児解消計画をきちんと示すべきです。
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