東部清掃工場のメンテナンスコストが
計画の4倍、1億6千万円
地域・市民要望の強い道路予算を査定で減額
不透明な予算を追及
平成22年度予算について審議する予算特別委員会の建設・厚生関係が23・24日に開かれました。野口議員の23日での質疑。24日の伊藤・石村議員の質疑を報告します。
東部清掃工場のメンテナンスコストは、平成16年のプラント施設工事の総合評価時の計画では10年間で19億4800万円と提案されていました。
その計画では1年目が2100万、2年目の22年度は3472万円、計5572万円でした。
しかし実際は1年目は6400万円、2年目の22年度は1億6千万円、2年間で2億2400万円と4倍も高くなった。
野口議員は「なぜこんなに高くなったのか、事業者に10年間の計画書は出さしたのか、市として精査したのか」と質問しました。
課長は「事業者の見積もりに基づいて予算化した。計画書は出ていない」と答弁しました。
野口議員は「事業者の言うとおり払っていたら最後は一体いくらかかるのかわからない。今後10年間で19億4800万円の中で納まるのか。事業者に今後のメンテナンスコスト、維持管理計画とその予算が明記された計画書を提出させてから予算化すべきだ」と質問しました。
環境事業部長は「安全かつ安定的にゴミ処理を行なうと共に年次計画表の提出を求めて総合評価の提案を重視させるようメンテナンス経費の精査を行なってまいります」と答弁しました。
財政計画と予算根拠伴う事業計画作れ
野口議員は道路補修の計画的補修を求め、道路補修課長は「引き続き「早期補修に努める」と答弁しました。
野口議員は「補修では済まない道路の道路拡幅・改良事業の要求額の約4億円が、査定では2億4千万円となっている。なぜ減額されたのか」と質問。
財政課長は「様々な事業の中から優先順位を付けて査定した」と答弁しました。
野口議員は「対象となる道路路線の優先順位はどう決定しているのか」と質問。
財政課長は「都市経営会議で決定している」と答弁しました。
野口議員は「市長・副市長等で構成する都市経営会議で決めているとのことだが減額の理由もわからず、査定の決め方が全く不透明だ。市民も納得できる決め方にすべきだ」と要望しました。
目の前にいる待機児を受け入れる施設整備をせよ
野口議員は「新年度に向けて保育所の入所作業が進められているが、決まっていない児童が150人いるということだ。
21年度は表の通り、4月から待機児が増加した。施設整備しなければまた同じことになる。大阪府下各市で21年度中に34箇所の保育所が創設されている。枚方も施設整備せよ」と追及しました。
市長は「現状の中において持ちうる資源を最大限活用して受け入れ枠の拡大に努めている」と、施設整備せず、市民の切実な声に応えない答弁に終止しました。
保育所待機児童数の状況 |
月 |
平成19年度 |
平成20年度 |
平成21年度 |
4月 |
0 |
0 |
40 |
5月 |
0 |
0 |
63 |
6月 |
0 |
0 |
79 |
7月 |
0 |
0 |
86 |
8月 |
0 |
0 |
126 |
9月 |
0 |
127 |
194 |
10月 |
43 |
238 |
245 |
11月 |
97 |
313 |
226 |
12月 |
131 |
383 |
299 |
1月 |
179 |
401 |
321 |
2月 |
233 |
438 |
315 |
3月 |
259 |
470 |
328 |
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