>> 目次
常任委員会先進都市研修(2/2〜6)
プラズマモニターで災害状況確認
総務常任委員会
総務常任委員会(党は西村・野口市議)は、2月2日、東京都目黒区の防災センター、3日には埼玉県志木市役所を訪ねました。
目黒区防災センターは4年前に完成し、災害対策活動の拠点として、また地震が発生したときの対応能力を高めるための「地震の学習館」が併設されています。
建物は、阪神大震災級の地震にも耐える設計になっており、高所に設置されたプラズマモニタで区内全域の災害状況を映し出すことができます。
目黒区では、区民全世帯に防災行動マニュアルが配布され、街頭消火器は4800本、すべての小・中学校に井戸が設置されています。この井戸水は平常時には菜園の散水用に使われています。
埼玉県志木市では、市役所で「地方自立計画」を2時間にわたり説明と質疑がおこなわれました。
市がおこなっている事業をすべて見直し、927事業のうち、430事業を廃止・縮減する計画
で「市民参加」で行政運営をおこなっていこうとするもので、党の議員団としては、枚方市と比較し「参考」になりました。
佐賀市清掃工場・昭和の町を訪ねて
建設常任員会
建設常任員会(党は石 村議員)は2月3・4日、 「佐賀市清掃工場」「豊後高田昭和の町」の視察を行 いました。佐賀市の新清掃工場は平成15年3月に竣工し1.ダイオキシン類排出濃度の抑制2.焼却熱で一般家庭九千軒分の発電ができる3.100t/日3炉の規模で灰溶融炉(プラズマ式)を備え灰の再利用ができる4.リサイクルプラザを併用し余熱利用のプ−ルや健康増進施設を16年度稼働する。という特徴をもつ施設で場所の選定に6年かかり住民協議を続けたこと。独自の排ガス処理基準を設けるなど環境に配慮しているとの説明を受けました。
豊後高田昭和の町は、昭和30年代をテ−マに改修・修復する「商店街 町並修景事業」として県 の支援や、店にまつわる宝物や自慢商品の展示など市単費支援など、地域商店街などの活性化に力を入れています。この事業により観光客も含め月1万5千人が訪れます。また、旧農業倉庫を改修した「昭和ロマン蔵」では昭和のおもちゃや映画看板・紙芝居など懐かしい時代に触れることができ町づくりの参考になりました。
広がるリサイクルの輪…横須賀市リサイクルセンター
発達に心配ある子のオアシス…豊田市こども発達センター
厚生常任委員会視察
厚生常任委員会(広瀬副委員長・中西議員)は、2月4・5日、横須賀市リサイクルプラザ『アイクル』と豊田市のこども発達センターを視察しました。
資源ごみを再資源化する中間処理施設を設置する自治体が増えていますが、横須賀の『アイクル』では一日あたり最大220tの処理(缶・びん・プラスチックの選別と圧縮こん抱)ができます。
ごみを出す市民の意識を変えていくための啓発にも力を入れていて、当日も古布利用の裂き織り作業を見学できました。
こども発達センターは心身障害児総合通園センター(全国で16箇所)の一つであり豊田市の地域療育システムの中核施設として96年に開設されたものです。2万uの敷地内に肢体不自由児、知的障害児、難聴幼児の通園施設がそれぞれ独立しておかれ、その他に外来療育・相談室・診療所も併設しています。「発達に心配のある子どもと家族にとっての(オアシス)となることが初心であり目的」と医師でもあるセンター長の言葉がそのまま伝わってくる施設でした。
少人数学級実施・生涯学習支援の取組を視察
文教常任委員会
文教常任委員会(党は 伊藤議員)は、2月5日 〜6日に先進都市研修を 行いました。 埼玉県上尾市では「少 人数学級あげおっ子アッ
ピ−プラン」の概要や実 施に至った経過等の説明 を受けました。すでに小 学校1・2年生に30人 程度学級を導入していま すが、今年から不登校人
数が引き上がる中学校1 年生にも実施します。机 が10数個減ることで教室 に余裕ができ床を使った グル−プ活動が盛んに行 われている、先生の目が
ゆき届き、こどもたちの 状況が掌握しやすくなっ たとの成果が現れていま す。神奈川県相模原市で は学校教育・社会教育を 融合した生涯学習の総合
支援を行っている「市立 総合学習センタ−」を見 学しました。センタ−の 職員構成は、常勤の社会 教育主事・指導主事が多 数配置され「学習支援班
」「研究・研修班」「学 習情報班」として公民館 支援、教職員研修、市民 IT技能向上事業を積極 的に進めていて、生涯学 習の役割を学びました。
|