石村・広瀬議員は八尾市の中小企業振興条例・吹田市の子育て支援・豊中のゴミ堆肥システムについて視察しました。

　八尾市は大阪府かでも屈指のものづくりの街ですが、業者・行政・議員も含めて東京墨田区の視察をする中で一番お金のかからない形で産業振興会議を立ち上げました。その委員には中央同友会や商店街、民商、消費者団体、小売市場など公募した二十団体と個人など幅広い市民が参加しています。産業会議はさまざまな提言を市に行い平成11年議会で基本条例を求める決議が全会一致で可決。13年に条例が設置されました。これを受けて市は基本施策を総合計画に組入れました。条例は「地域産業の栄えるにぎわいある街づくり」を目標に市民の理解と協力、企業の努力、市が責務を果たし一体となって進めることを基本にしています。また大企業者への努力も盛り込みました。
　この施策を推進するために市は、緊急雇用促進補助金を使い高度企業情報交流システム整備事業を取り組みました。市内の全商業者6500軒に登録希望者を募り20人の調査員が写真地図・PRなどを掲載し、ネットで店鋪や商品を紹介することができるようになります。さらに、中小企業の相談窓口として、サポートセンターもこの７月に開設します。どんな時にも行政が上から与えるのではなく市民参加で考えていく八尾市の基本条例が生きた施策となっていることを実感しました。

　豊中市では、４月にオープンしたばかりの、生ゴミ堆肥化施設を訪れました。
　この施設は、市内の学校給食で出される生ゴミを、剪定枝だとあわせて堆肥化する施設で、6千万円の予算をかけて設置されました。（処理能力は、日量１トン）
　豊中では、156団体が参加する市民環境会議があり、市民と事業者の環境活動計画「アジェンダ21」がつくられています。その中の、ワーキンググループの取り組みとして、「生ゴミ堆肥化実験プロジェクト」があり、実験を重ね、出来上がった堆肥で「花いっぱい運動」を行うなどの活動が取り組まれていました。そうした活動の中からの提案を受ける形で、この施設が設置され、稼働後の運営（堆肥の引受先探し等）も、市民グループと共同で取り組んでるそうです。

　全公立保育園が地域子育て支援センターの役割を果たしている吹田の、地域子育て支援センター・市立西山田保育園を訪問。
　保育者・看護師そして保健婦さんが連携し、子どもの発達、お母さんの心によりそった暖かい支援をされていました。

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