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■「パン屋を和菓子屋に」で郷土愛?(つつみ幸子)(2017.03.29)
国会で「教育勅語には良いことも書いてある」と発言した大臣に驚いていると、小学校の道徳の教科書検定のニュースにも驚かされました。 郷土愛が不足と「パン屋」を「和菓子屋」に、高齢者を尊敬しなさいと「消防団のおじさん」を「消防団のおじいさん」に変更したということ、まるで戦時中のようです。 道徳の教科化は、評価をおこなうことで、子ども達の心の中を管理するものです。郷土愛などは、他人に強要されるものではありません。 自分が大切にされて初めて他人を大切にできるのです。道徳の押し付けはあってはなりません。 |
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■地方自治体の責任果たせ(松岡ちひろ)(2017.03.22)
この議会で新たな公立保育所民営化計画が提案された。 民営化が発表される度に思いだすのは、宇山保育所民営化当時「高齢者福祉だって、民間が立派にしているんだから、保育だって民間に任せた方が良い」と言ったある議員の言葉だ。 今の状況を見れば、高齢者・保育施設とも人手不足、施設不足というのが実態だ。 経費を削減して、民間に運営を任せてばかりでは、待機児解消が進まないことを実感する。 行政は本来の保育の実施責任を果たしてほしい。 |
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■報道されない その後の民営化図書館(のぐち光男)(2017.03.15)
「図書館の運営と図書館職員のあり方を考える〜『直営』と『民営化』はどうちがうか?〜」という吹田の図書館をもっとよくする会主催の学習会に3月11日、参加しました。講師の田井郁久雄氏は、全国の民営化された(指定管理になった)図書館のほとんどがその直後は利用が若干上がるが、2年後以降は貸出数が減少する。経費も直営と変わらないということを資料をもとに説明されました。マスコミも民営化直後は注目するが、それ以降は報道もされない。 なんのための民営化と思うほどです。やはり図書館は直営ですべきです。 |
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■奇々怪々の土地取引(広瀬ひとみ)(2017.03.08)
近畿財務局が「森友学園」に国有地をタダ同然で売却をした問題。小池晃参議院議員が自民党の国会議員の事務所記録を使って追及し、国会に激震が走った。いつもは党に辛口の産経新聞からも「事実を示して政権を揺さぶる姿勢は、野党のあり方として高く評価されるべきだ」(3/3付)とお褒めの言葉をいただいた。一方、枚方市では近畿財務局から賃借する土地等の費用が当初の見込みより引きあがるとして補正予算に計上されている。小規模保育施設の整備に使うのだが、安くはならない。通常は厳しい近財だけに「森友学園」対応は疑問だらけだ。 |
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■学ぶことで心が豊かになる(つつみ幸子)(2017.03.01)
戦中や戦後まもないころ中学校に通えなかった人が学ぶ通信教育課程があります。義務教育が小学校までだった戦前、戦中に小学校を卒業したが中学校は卒業していない人を対象に、1948年に全国にできました。現在は、東京と大阪に1校ずつあります。 今年、この通信制中学校のドキュメンタリー映画が一般公開されるとの記事を見つけました。様々な理由で学びを絶たれた方々が「学ぶことで心が豊かになる」と頑張る姿が印象的だそうです。 今の学校を、競争ばかりでなく、心が豊かになる学びの場にしたいとあらためて思いました。 |
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