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庁舎建設は市民対話を重視…伊丹市役所を視察
(2024.05.28)
5月22日(水)伊丹市役所へ、市議団で視察に行きました。
伊丹市は、人口約20万人の自治体です。2022年11月に現地建て替えで6階建て新庁舎を開庁させました。
庁舎は隈研吾さんが基本設計をおこなったという庁舎の外観は、清酒発祥の地として酒蔵の白壁が表されていました。
・市民との対話・協働・負担軽減を重視
新庁舎計画当初から関わっているという担当課長が始めに述べたのは「市民対話」。
計画を迅速に進めるには、市民対話が有効。市民の声をいかしたものであれば議会の合意形成が進むと、3千人の郵送市民アンケート、来庁者アンケート、障害者団体なども含めた市民ワークショップも10回以上開催し、市民合意に努めたということです。
・市役所の位置は駅前が効果的
担当者は市役所位置について、「駅前に建てたかった」と言います。国の補助金に申請期限があり、やむなく現地建て替えになったが、市役所のまわりには人流が生まれるため、駅前がまちづくりとして効果が見込めるとされました。
・震度想定8〜9で設計
もともと、庁舎が損壊した2016年の熊本地震がきっかけで新庁舎計画を前倒しで進めた伊丹市。庁舎横の市民広場には、もともとあった庁舎の地下を活用した地下倉庫が設置されています。電気は2回線受電式、自家発電72h、便層の設置され、下水管が破損した際にも1週間もつ容量です。
他にも、従来比でエネルギー54%削減。900tのCo2削減と環境にやさしい庁舎となっていました。
庁舎の位置の考え方や市民対話重視など参考になりました。
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