■コロナウイルス・オミクロン感染の拡大、誰一人取り残さない万全の対策を求める(2022.01.25)
年明けから新型コロナウイルの感染数が一気に拡大し、枚方でも下表のとおり1月20日には1日の感染者が300人を超えました。 こうした中で枚方保健所も「パンク状態」になり、1月10日ぐらいから健康観察の中身を独自に絞っている状態で、保健所長も「保健所が把握や管理するのはリスクの高い人に限る必要があるのではないか」との見解を示しました。(1月20日朝日新聞より) 市民から感染拡大を心配する声が多く寄せられ、また国や専門分科会の新たな見解が示される中で、議員団として枚方市の状況と今後の対応について20日に対策本部の危機管理監と懇談しました。 〇は回答 ※議員団
1 現状について 〇急激な感染拡大によってファーストタッチに4日ほどかかるようになり、保健所体制を150人にして対応している。
2 観察対象の割合はどの程度か 〇保健所が健康観察の対象者としているのは、陽性となった「自宅療養者」と「宿泊療養者」で、陽性者の概ね9割が対象となっている。 基本的には、療養者本人にオンラインのシステム「MY HER-SYS(マイハーシス)」にその日の体温等を入力してもらっている。(インターネット環境のない方には電話で聴き取り)
3 健康観察の中身を独自に絞っているとはどういうことか 〇 療養者の重症化リスクをトリアージして3段階に分類。健康観察の連絡をとる頻度を@「毎日」A「2〜3日毎」B「療養終了を知らせる時だけ(1回)」と変えている。
4 保健所の代わりに濃厚接触者の特定は誰がするのか 〇1月16日からフェーズ4になり、上表のとおり、学校、公立保育幼稚園で陽性者が判明すれば、学校及び公立保育幼稚園が特定する。(私立の保育幼稚園は調整中) ・会社等で陽性者が判明すれば会社等が特定する。
5、配食サービス等の案内はできているのか 〇これまでは保健所が手配して担当に連絡していました。今後は陽性者本人が手配し、その濃厚接触者にも陽性者が案内する。ホームページでの周知等について検討中。 ※全ての自宅療養者に食事などの療養支援パックが生きわたるようにインターネット申し込みの実施を求めました。
6、職員体制と職員の労働状況について 〇保健所の感染者対応業務の応援体制強化のため、1月12日から全庁対象に業務継続計画を発動。 ※保健所の専門職が不足している状況ということであり、来年4月の保健師4人採用を拡充すること。また、感染拡大が著しい学校などの施設を所管する部署、例えば保育園・幼稚園等を所管する私立幼稚園課などの人員体制の強化を求めました。 |
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