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市政ウォッチ


前代未聞!教育長不在…全会派から市長に対し早急に対応を要望(2024.06.21)

枚方市の教育委員会では、令和6年3月に教育長が任期を1年残して退任し、後任人事が年度内に決まらず、5月議会から教育長不在という異常事態が続いています。教育長人事は、市長が任命し議会の同意のもとに決まります。 児童生徒や保護者にとってより良い教育行政を行うためにも体制を早急に構築すべきです。
 こうした事態を懸念し、6月4日、議長・副議長と全ての会派が市長に対し、早急な対応を求める申し入れを行いました。市長は「真摯に対応する」と応えましたが、早急な対応が求められます。
市民みんなで考えよう 新しい市役所(2024.06.07)

市民みんなで考えよう 新しい市役所 6月1日、枚方のまちづくりを考える市民ネットワーク主催で、学習会が開催されました。
 はじめに、新日本建築家集団から、「市の計画の現状と問題点」と題し、2013年の駅前再整備ビジョンから振り返って、現在の問題点などが報告されました。
 続いて、市民ネットのメンバーから「これまでの活動」の報告とともに、「新しい市役所はこんな感じがイイな」と題し、視察の発表。市民ネットのメンバーが手分けをして視察をした「伊丹市役所」「八幡市役所」「田辺市役所」の各庁舎、茨木市で人気となっている「おにクル」(子育て・文化総合施設)について報告が行なわれました。
 参加者から、市民参加で取り組まれた経緯や庁舎の工夫、防災の工夫の話に、「なるほど」と、関心が寄せられました。
 その後、参加者が記入した50通近くの「市役所要望アンケート」をもとに、会場全体で意見交流が行なわれました。
 日本共産党議員団は4人全員が参加、連合市民の会からも議員が参加しました。
ドキュメンタリー「教育と愛国」を鑑賞しました…つつみ議員(2024.06.07)

6月2日、ドキュメンタリー映画「教育と愛国」の上映会(「教育と愛国」を上映する会主催)に議員団からつつみ議員が参加しました。

 映画は、大阪・毎日放送で20年以上にわたって教育現場を取材してきた斉加尚代ディレクターの作品であり、礼儀正しいあいさつはどんなあいさつでしょうかといった、道徳の授業から始まります。まず、ここに違和感を覚えます。
 次に、小学校の道徳の教科書が国の検定前にはパン屋さんだった場面がなくなり、パンは和菓子屋のまんじゅうに変わっていたという問題、中学校の歴史教科書の「慰安婦」や「強制連行」といった内容について圧力がかかった問題を取り上げ、政治が教育に介入し、教育が政治家の思惑によってゆがめられていく内容が丁寧に描かれていました。
 戦前「軍国主義」へと流れた反省から、戦後の教育は政治と一線を画してきました。しかし、安倍政権下で教育基本法が改定され「愛国心」が盛り込まれ、以降「教育改革」「教育再生」の名のもとに教科書検定制度にも圧力がかかります。
 大阪の維新府政による教育改革についても、当時の大阪維新の会の松井知事と安倍首相が握手を交わし「教育は政治家の力で改革していく」と目指す方向を確認。その後、大阪府議会は教育に関する条例を次々に可決していった状況がリアルに描かれていました。
 教育再生を目指す市長たちの「教育再生首長会議」が安倍首相との意見交換会を行った際の記念写真には、伏見市長も笑顔で映っていて枚方の教育にも不安が広がります。
 「政治的中立」を強く求められ自由にものを言えない教育現場の息苦しさの原因が今の政治にあると改めて感じました。
 上映後、久保敬さん(元大阪の教師。大阪市立小学校在任中、コロナ禍にオンライン授業の実施を指示した松井一郎大阪市長に対して「提言書」を送付。2022年に定年退職)と斉加さんとの対談がありました。
 点数と評価を求められる学校現場、考えない国民づくりがすすめられ、現代版の愛国教育となっているなど、まだまだお2人の話を聞いていたいと思う内容でした。
        (つつみ議員 記)




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