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■カジノ万博の署名集め 住民組織を下請けにするな…議員団が市長に申し入れ(2018.05.24)
枚方市が、大阪万博誘致のために署名集めを行っています。市が万博誘致委員会の会員になっているから、コミュニティ協議会に依頼し、府民の機運を高めるとのこと。 しかし、門真市(維新の会市長)でも、イベント時の署名活動や、市役所内に署名を置く程度であり、枚方市のように、コミュニティ協議会に依頼するようなやり方は、他市でも見当たりません。 議員団として、即座に口頭での抗議を行うとともに、5月16日には @補助金交付先である組織に署名依頼をすることは、強制になりうる Aコミュテニィ組織は市の補完組織ではない B署名文は出所不明であることや「カジノ万博」であることに一切触れていない C賛否両論が明らかなものを市が取組むことは問題である D全会派一致ではなかった万博誘致を求めた意見書の議会議決を記載し、コミュニティ役員会に依頼をしたこと。結果的に、コミュニティへの依頼文は、異なる文面で2通作成したにも関わらず、同じ文書番号を用い、事実上の公文書改ざんが行われた 以上を理由にし、撤回を求める抗議文を手渡しました。 応対した副市長は、一部の手続き上の問題点は認めるものの、署名の撤回は認めませんでした。 共産党は万博そのものに反対ではありませんが、大阪万博がカジノ万博となっていること、IR誘致のため大阪湾に浮かぶ人口島の夢洲に府民の税金を注ぎ込む大型開発の推進には反対だと表明してきました。国際博覧会の理念は人類の進歩と将来への展望を示すことです。カジノ万博がその理念にかなうはずがありません。 昨年の6月定例月議会で市議会でも誘致決議が提案され賛成多数で可決されましたが、共産党議員団や平和・市民は反対しています。 |
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■地域医療センター(柏市)・学校図書館(大和市)を視察(2018.05.24)
議員団で柏市と大和市の行政視察(5月17日〜18日)を行いました。 柏市では「地域医療連携センター」を訪ね、在宅医療のサポートなど地域包括ケアシステムの取組みについて聞きました。人口42万人、URの大規模な再整備が進められているなど枚方市とよく似ています。 平成42年には後期高齢者人口が7万人に達する見込みで、長寿化の進展に伴い、近い将来には、病床が高齢者でいっぱいとなる恐れがあることなどを背景に、在宅医療と介護の連携に取組んでこられました。 地域医療連携センターは医師会が整備し、市が寄付を受けて平成26年より運用を開始。医療や介護の相談、在宅医療や療養に必要な専門職種の紹介を行います。また、在宅医療、介護に関する様々な職種の連携が強化されるように研修会を行い、顔の見える関係づくりに取り組むとともに、医療や介護などの支援状況がわかるシステムを東大の協力で開発し、運用し、多職種連携に活用されています。 医療費削減のための在宅推進でなく、市民が望む医療、介護の仕組みづくりをと努力されている姿が印象的でした。 大和市では全小中学校に学校司書を配置し、学校ごとに図書館をリニューアルし居心地の良い環境づくりを進めています。 見学した学校では、図書委員や先輩のおすすめ本の案内が置かれたり、テラスに出て本を読めるようになっているなど明るい雰囲気でした。 児童、生徒のいる時間は図書館を開けており、こうした取り組みにより、図書の貸し出し冊数は平成25年度8357冊から平成28年度は4万3863冊、29年度は5万4131冊にと増加しています。人と本、環境が与える影響は大きいと感じました。枚方でも引続き充実が図れるよう議員団としても取組みます。 |
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■市政報告と懇談会…活発に意見交換(2018.05.24)
議員団主催の市政報告と懇談会を5月10日(木)にサンプラザ生涯学習市民センターで開催しました。はじめにのぐち団長がこの間の枚方市の状況について、出所不明の「万博誘致署名」が自治会で回覧されていることに関して4月23日に担当課である企画課と市民活動課の課長に事情を聞いて、抗議と撤回を求めたことを報告しました。(1面記事参照) 3月定例月議会報告では、つつみ議員が代表質問について、広瀬議員とのぐち議員が予算特別委員会の質疑について報告しました。 |
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■事故原因の究明と報告を…新名神高速道路現場視察(2018.05.07)
枚方市域の新名神高速道路建設現場で、足場が崩れ川に転落した作業員が死亡した事故について、日本共産党の宮本たけし衆院議員・清水忠史前衆院議員とともに、9日、現場視察を行いました。(広瀬・松岡議員が参加) ネクスコ西日本によると事故は、淀川に架かる橋を造るための仮桟橋を延ばす作業中、クレーンを誘導していた作業員が水面から5メートルの高さから鋼材とともに転落、死亡したというものです。。 視察に同行した、みわ智之党市府政対策委員長が「不安定な工法で行われたのではないのか」と疑問を呈したのに対し、 ネクスコは「普通の工法だった」と答えましたが、後日、あらためて市議団に対し「施工計画どおりに行わず、安全性についての照査が行われていない不安定な構造で施工したもの」との答えが書面で送られてきました。 これひとつとっても如何にずさんな工事が行われていたのかがわかります。 現地では、宮本議員が「緊急事態、安全対策と言いながら根絶されていない。工期を急ぐことが影響していないか一つひとつ明らかにしていく必要がある」と指摘し、清水前議員は「原因究明と再発防止、安全対策ができるまでは工事を再開するわけにはいかない」と述べました。 市議団からは「枚方は住宅地を通る不安が大きい。これまでも、ネクスコ側から積極的情報提供がされたことはない。事故原因や対策、工事再開時は地元枚方にも、きちんと連絡を」と強く求めました。。 |
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■小学校給食調理場の委託先きまらずーー直営で臨時対応(2018.05.07)
4月4日、教育委員会から「小学校2校の単独調理場の調理業務委託の契約不調に伴う措置について」という報告がありました。 2月と3月に行った学校給食の調理業務を委託するための入札が不調におわり、業者が決まらないという前代未聞の内容です。入札不調の原因は、人件費の高騰で委託業者の価格が高騰し、枚方市と金額が合わなかったとのことです。 4月からの給食を止めるわけにはいかず、結局、業者が決まるまで、市の直営に戻して運営し、第三共同調理場から市の職員を派遣し、臨時職員も雇って対応することで、なんとか子どもたちに給食の提供はできることになりました。 枚方市は、学校給食の調理業務の民間委託化を進めていて、将来的に単独調理場1校と共同調理場1つを残してすべて民間委託する予定ですが、今回のように業者が決まらない場合、直営で運営している調理場が少ないと対応できる職員がおらず、結果、子どもたちに給食の提供を行えなくなることも考えられます。 また、給食調理場の委託はほとんどが人件費で、その人件費が高騰しているのであれば、市の直営で行うこととの費用対効果を見極める必要も出てきます。 今回のことは、枚方市が民間にできることは民間にと進める中での弊害が表面化したものであり、なんでも民間委託ありきで進めるべきではありません。 学校給食調理業務の民間委託はこれ以上進めるなと、引き続き求めていきます。 |
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