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■篠山チルドレンミュージアム視察 子どもたちの夢のとりで・・・(2005.04.30)
「子育て育成計画」が今年度から実施されることから、共産党議員団の石村・中西・広瀬・野口議員が多彩な事業を実施し、全国から注目されている兵庫県篠山市の「篠山チルドレンズミュージアム」を4月22日に視察しました。 建てられた経過は過疎化が進む中で中学校が統合されることになり、地元の人も参加する「多紀中学校跡地利用検討委員会」が発足し、工場誘致や住宅建設の話が出る中で、ある一人の委員が「子どもたちに還元される施設を」と自ら調査してチルドレンミュージアムを作ろうと提案し、決定されました。 施設の概要は約3,000uの床面積で旧中学校の校舎が交流棟や子どもグラフィティ棟に生まれ変わり、新たにハンズオン展示(実際に展示物に触れる展示)やワークショップができるワークショップ棟が建設されています。 総芝生の広場(元運動場)と「快適の森」として小さい里山、8アールの田・畑もあります。 施設の中は、社会・環境の変化で子どもたちが経験できないこと、家では体験できないこと、子どもたちに体験して欲しいことなどが、子どもが楽しめる展示方法や仕掛けをしてレイアウトされていました。「こんな施設が枚方にあれば」「枚方にこそこんな施設が必要」という思いで、時を忘れて見学しました。 視察をして枚方市と行政の基本姿勢が大きく違うことがわかりました。 まず跡地活用を市民参加で検討し、住民の賛同を得て実施されたことです。枚方では地元住民が参加できない審議会で決定されました。 二つ目にお金よりも子どもたちのことを考えて事業決定されたことです。中学校、小学校、幼稚園など子どもたちの施設をどんどんつぶして子どもたちに犠牲を強いる枚方市と大きな違いです。 三つ目には行政が子どもの施策について独自の理念を明確にもち、進めていることです。 40万都市の枚方に子どもたちのための中核施設がないというのは全く残念なことです。枚方の子育て支援の水準を示しています。 新子ども育成計画が今年度から実施される今こそ子どものための中核施設の設置が求められています。 |
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■精神医療センターのあり方を考える準備会が結成(2005.04.23)
4月17日に旧中宮病院、精神医療センターのあり方を考える会準備会の結成会が開かれました。参加者は86名、議員団から野口議員が出席しました。 記念講演に続いて、黒田まさ子府会議員が「府立精神医療センターの建て替えについて」報告し、府が5つの府立病院の経営を統合し独立行政法人にして、運営は30年間PFI事業で民間に丸投げされる問題点を指摘しました。 大阪府職員労働組合中宮病院支部書記長が中宮病院の現状とあり方について、「大阪府は2月議会で病院事業条例の廃止を提案できなかった、まだ病院を直営で充実させていくことは十分可能です。みなさんの署名の協力をお願いします」と訴えました。 三家英明ドクターが講演 三家クリニックの三家英明先生が「心の病とストレス、精神医療の現状とこれから」と題した記念講演がありました。 三家先生は精神病の歴史的経過、精神科の敷居が低くなったが未だに差別意識が残っていること、精神医療の後進国日本の現状をわかりやすく説明しました。 そして「精神医療はマンパワーを駆使した多用な取り組みが必要であり、精神医療センターは精神医療の訪問看護やデイケアなど、人手と時間が必要な分野に積極的に取り組んで欲しい、精神医療センターは縮小ではなく充実が必要である」と、最前線で精神医療に取りくむドクターの立場から話されました。 |
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