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■地方自治を広げる上越市の地域自治区を視察(2018.02.07)
市民参加、地域の意見を聞きながら進める市政運営のあり方を検討するために新潟県上越市における地域自治区の取り組みについて1月26日、のぐち議員が視察しました。 午前中、自治・地域振興課長及び係長から概要の説明を受けました。 上越市の場合、合併と同時に13の旧町村の区域に設置(平成17年)と旧上越市の15区域に設置(平成 21年)と2段階で設置され、その内容も下表のとおり異なります。 地方自治法に基づく地域自治区制度は全国17団体で実施されていますが、地域協議会の委員を公募しているのは上越市だけです。自治区を運営する地域協議会はあくまでも市長の諮問機関であり、市長に意見を具申することもできます。報酬はなく1回につき1200円の交通費が支給されるということでした。 協議会に期待される役割 @地域の代表性 A地域の合意に基づく民意の反映として主体的に地域課題の解決策を協議し、合意形成を図った上で行政に意見を具申する。B主体的な企画・立案 ・政策形成の過程に参画することにより、住民の主体性を促進する。 C行政と住民の「協働の要」ということでした。 午後からは市民プラザ2階にある諏訪区、新道区、春日区、津有区、高士区を所管する中部まちづくりセンターの事務所を視察し、現場の職員(正職員3人とアルバイト1名)と懇談しました。 |
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■中心市街地のまちづくりとアオーレ長岡を視察(2018.02.07)
枚方市が市駅周辺再整備と新庁舎基本構想の策定について具体的に取り組むことが決まり、議員団としての政策を検討するために、開府400年を迎えた新潟県・長岡市の中心市街地のまちづくりを視察しました。 はじめに、「都市機能集積による中心市街地のまちづくり」について説明を受けました。 もともと市庁舎はJR長岡駅から1.5キロ離れたところにあり、車での来庁は便利だが公共交通機関利用者は駅からバスで行かなければならなかったこと、駅周辺の活性化をはかるために中心市街地活性化基本計画が策定されたということでした。 特徴の一つとして全国初のまちなか型市役所の実現として、あえて市役所機能を分散配置にすることで、まちなかの賑わいや回遊性を創出する。 そして商業中心から市民活動中心の街へ再生させたということでした。 説明後、アオーレ長岡の市役所本庁舎を見学。ワンストップ窓口ということで、来庁者をコンシェルジュ(案内人)が迎え要件を聞いて窓口に案内。住民票の窓口に座っても国民健康保険業務などについても対応でき、必要な要件があれば担当課に連絡し職員がくるというシステムを取っています。 隈研吾氏という著名な建築家の設計だけに、素晴らしいデザインになっていますが使いがってには問題があるように見えました。 また、議会議場(左写真)が市民に開かれたものにするということで1階にあったのも驚きました。 中越大震災の経験を生かした安全安心・防災対策として市民防災センターがあり、特に災害対策本部室には、市内全域を定点カメラで現況を把握でき、最新のシステムが導入されていました。 アオーレ長岡のシティープラザ部分では市民の文化・学習活動の拠点、市民協働活動の拠点としての設備があり、市民は無料で利用できます。プロレスの興行など民間団体は有料になりますが、賑わい創出を重視した料金にしているということでした。 その後、大手通中央地区市街地再開発事業として整備された市役所大手通庁舎、まちなかキャンパス長岡、ちびっこ広場を見学しました。 各建物に市民活動として利用できる会議室、若者がバンド練習できるスタジオ(いずれも無料)があり、活発に利用されていました。 |
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