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市政ウォッチ


枚方官製談合事件 住民訴訟公判始まる (2008.02.20)

枚方官製談合事件の損害賠償請求住民訴訟事件第1回公判が2月13日(水)午後大阪地裁で行なわれました。
「市民100条委員会」の原告を代表して3人が意見陳述をしました。
 公立宇山保育所の廃止・民営化反対運動に取り組んだ人から「市民の声を聞かず財政難を理由に保育所を廃園、その一方で談合を進めていたことは許せない」と訴えがありました。
 生活と健康を守る会の人からは「市民犠牲を押し付けた枚方市政は市民生活を守るという自治体本来の姿がなくなった。そして今回の談合事件が起きた。市民の目線に立った損害額を請求します」と述べました。
 最後に原告代表の野田氏は、この間の談合事件の経過と市政の問題点を指摘し、住民の利益のため、住民の手で地方行政の公正な運営を確保しようと住民訴訟を提訴したことを説明し、裁判所の慎重な審理を訴えました。
 戸谷弁護士からは「工事契約での損害はもとより、枚方のまちの品格が大きく傷つけられた損害賠償を求める」訴訟理由の説明がされました。
 次回は4月18日1時半から行なわれます。
(議員団から西村・野口議員が傍聴しました)
都市計画審議会視察報告 自然を破壊して進められている 箕面 水と緑の健康都市を視察(2008.02.16)

 都市計画審議会(党からは野口委員)は2月4日に大阪府が進める箕面市の水と緑の健康都市「箕面森町」と宝塚市の中心市街地地区整備事業を視察しました。
 箕面市街地から全長5kmを超えるトンネルを抜けると箕面森町。そこは全くの別世界で雪が舞い、温度は3度ほど低い山の中でした。まちづくりのテーマは@多世代共生 A環境共生 B地域共生としていますが、お医者さんに行くにも、買い物にもトンネルを通らなければならない不便さ、山を削って進められている住宅開発、隣接の地域の学校を廃校にして小中一環の学校建設も進められていました。 大企業が利益を上げるPFI事業の説明も聞き、豊かな自然を守るためにもやはり中止すべき公共工事の実態を視察しました。
 午後からは宝塚ファミリーランドの廃園、相次ぐ温泉ホテルの廃業から再生を図る宝塚市駅周辺の整備事業を視察しました。
 
議員提案で「政治倫理条例」制定 公正で開かれた民主的な市政を(2008.02.09)

議員提案で「政治倫理条例」制定 公正で開かれた民主的な市政を  栃木市議会では、平成15年以来、各期毎に全会派の議員が参加する議会活性化委員会(現在の名称は「議会のあり方検討委員会」)を設置し、一般質問の一問一答方式や議案の賛否に責任を持つため、各議員の議案に対する賛否を議事録に掲載するなどの取組みがすすめられています。
 政治倫理条例も、この委員会で8回の議論を行い、条例案を作成し議員提案で条例制定されたものです。
 条例は、市長、助役、教育長並びに市議会議員の政治倫理を確立することにより、市民の信頼に応え、公正で開かれた市政の発展に寄与することを目的につくられています。
 主な条例の内容は、政治倫理基準、政治倫理に関する事項を調査審議するための政治倫理審査会の設置、市民の調査権や資産等報告書の提出、贈収賄罪等により有罪の判決を受けた際の措置、市長等及び議員の配偶者及び2親等までの親族の請負契約や一般物品納入契約の辞退などが盛り込まれています。
◎一般質問の方式
枚方市議会:一括方式 栃木市議会:一問一答方式
◎再質問の回数
枚方市議会:3回まで 栃木市議会:制限なし
◎質問時間制限
枚方市議会:質問・答弁をあわせて1時間
栃木市議会:質問時間のみで35分
議員団視察報告 三月議会にむけ清掃工場の管理・運営と政治倫理条例を視察(2008.02.09)

議員団視察報告 三月議会にむけ清掃工場の管理・運営と政治倫理条例を視察  3月議会(2月27日開会)では(仮称)第2清掃工場の管理・運営問題が重要な論点となります。議員団は、1月29日に千葉県柏市第二清掃工場と30日に栃木県のクリーンプラザ(栃木市と5町広域行政事務組合の清掃工場)と栃木市議会の議会改革と政治倫理条例を視察しました。
 ●メンテナンス経費の設定根拠は重要
  両清掃工場の概要については別表のとおり、ほぼ枚方市と同規模のものです。今回の視察目的は稼動後のメンテナンス費用がどれくらいかかるか、適正に管理・運営をするためにはどうするかということを中心にしました。
 柏市は、「通常このような焼却設備は15年が耐用年数といわれているが20年間稼動し元の形で市に返却させる。その後5年使用できることを条件に長期債務委託事業とした」と説明がありました。
 一方の栃木市の灰溶融炉は当初3ヵ年はプラズマアーク炉(電気溶融方式)でしたが、管理コストが予想を上回ったため、平成18年から30年の包括的業務委託の中で燃料溶融方式に変更したという経過が報告されました。
 両市の説明からメンテナンス経費の設定根拠を慎重にみる必要があることがよくわかりました。別表のとおり年間平均10億円前後の管理コストがかかる重大な問題を枚方市は経費について全く市民に知らせていません。
 来年度予算の中で枚方市が提案する管理・運営費が適正に設定されるよう議員団としても追求していきます。
 両市の担当者の説明から施設の安全性と環境面をどう行政として監視していくかということが非常に重要であり、難しいことが判りました。
 ●安全と環境の監視
 廃棄物が施設の測定では基準値だったのに、後日県の検査で有害物質が検出された柏市では、第二清掃工場の稼動状況が協定事項を守っているかを監視する柏市第二清掃工場委員会が設置されていました。
 委員会の構成は28人中20人が市民の代表です。(枚方市で市民委員が過半数を超えることはありません)市民も一緒に環境と安全を守って行く上で大変参考になりました。
コマツ大阪工場で有害物質8600倍を検出  議員団が高濃度汚染を現地調査 (2008.02.02)

 コマツ大阪工場(枚方市上野3丁目)で環境基準値を超える揮発性有機化合物が検出された事件で石村・野口議員は、黒田府会議員(府環境農林常任委員会副委員長)と1月8日に現地調査しました。
 地下水・土壌の汚染状況ならびに今後の拡散防止および浄化対策について、既にバリア井戸の設置による工場敷地外への流出防止、工場敷地内の土壌・地下水の浄化対策が順次開始され1月末までに全対象区域での浄化対策を行った。との説明を受けました。
 また、地下水の浄化装置を視察しました。
 黒田府議と両市議から、@発生の原因A環境や人体への影響B拡散防止と対策などについて質し、安全を確認すると共に、徹底した拡散防止および浄化対策について要望しました。
 当日はコマツ大阪工場総務部長と環境担当部長が説明をしてくれました。同社の制服を着た民主党の松浦市議も同席しました。




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